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MyVisionの評判は?口コミの読み方と公務員が使う前の注意点

転職先・業界選び

この記事を書いた人sawada|大阪府の市役所に15年以上勤め、35歳で民間へ転職(年収は約550万円から約350万円へ)。1社目を約6ヶ月で辞めた回り道も含め、自分の体験と公的情報をもとに書いています。

MyVisionの評判を調べると、出典をたどれる口コミは思っていたより少なく、出どころによって重さがまったく違いました。確認できた少数の口コミでは、面接対策やレスポンスを評価する声があり、担当者の差・求人の幅・面接対策の量への不満もありました。

私は市役所に15年以上勤めたあと、コンサルも候補に入れて調べたうえで見送り、IT企業へ転職しました。MyVisionは使っていないので、体験談ではなく、公式サイト・利用規約・第三者サイトの口コミで確かめた範囲だけを書きます。

向いている人と向いていない人の判定表は前半に置きました。

後半では、「断られた」と感じる場面に関わる条項など、利用規約の4項目を整理しました。公務員が申し込む前に確かめたい4つの点(年齢と経歴、ケース面接、在職中の動き方、守秘義務)もまとめています。

この記事を書いた人

sawada|市役所に15年以上勤め、35歳でIT企業の事務職兼カスタマーサポートへ転職しました。年収は200万円下がり、1社目は6ヶ月で退職して、現在は在宅のWebマーケターとして働いています。転職活動ではコンサルも候補に入れて調べましたが、家族との時間を優先して見送りました。

詳しい経歴は運営者情報をご覧ください。記事へのご感想やサイトに関するお問い合わせはお問い合わせページから承ります(個別の税務・法律に関するご相談にはお答えできません)。

MyVisionの評判と口コミを出どころ別に読む

出典を確認できるMyVisionの口コミは3種類でした。第三者サイトのみん評に載っている少数の投稿、公式サイトの利用者の声、公式の評判記事が自ら引用しているGoogleマップの口コミです。

確認できた範囲では、面接対策やレスポンスを評価する声と、担当者の差・求人の幅・面接対策の量への不満の両方がありました。

出どころごとに「誰が選んだ口コミか」が違うので、同じ重さでは読めません。評判だけでは自分の経歴が対象になるかどうかも分からないため、公式で確かめられる仕組みと規約、公務員の注意点とあわせて判断するのが確実です。

みん評の口コミは少数:面接対策の評価と不満の両方

みん評は、利用者が投稿する第三者の口コミサイトです。

MyVisionのページに載っている口コミは少数で、評価する声と強い不満の両方がありました。投稿者が実際に利用したかまでは確かめようがなく、投稿も少数なので、1件だけで利用者全体の傾向を判断しないようにします。

2026年1月の投稿には「面接対策も書類添削もしっかりやってもらえたし、転職活動中の不安を話したときも親身に聞いてもらえた。」とあります。同じ投稿者は「公開されている求人数が他と比べると少し少ない印象があって、選択肢をもっと広げて検討したい人には物足りないかもしれない。」とも書いていました。

2026年6月の投稿は「特に印象に残っているのは、企業ごとの面接対策です。」とし、複数の選考が重なった時期もレスポンスが安定していたと振り返っています。

一方で2026年8月の投稿は、面接対策について「実際には想定問答シートの添削が2回程度、別のコンサルタントによる面接練習が1回あったのみでした。」と書いています。この方は内定には至らなかったそうです。

同じ「面接対策」が、ある人には高く評価され、別の人には不満の理由になっています。公式の評判記事も、面接対策の内容は応募する企業や担当者によって異なる場合があると書いているので、初回の面談で対策の回数や進め方を確かめておくと安心です。

公式サイトの利用者の声は広告主が選んだもの

MyVisionの公式サイトには「ご利用者の声」が並んでいて、どれも満足度は星5つでした。20代・30代の法人営業やシステムエンジニアなど、さまざまな職種の人の声が掲載されています。

たとえば20代の法人営業の方は、「面接の合格ボーダーライン以上に立てるまでは何度も対策→フィードバック→修正のサイクルを回してくれました。」と書いています。

これは広告主が選んで載せた声です。母数も選び方も分からないので、肯定的な事例として読み、利用者全体の傾向とは分けて考えるのがちょうどよいと思います。

公式が自ら挙げる気になる口コミ4点と向かない人

意外だったのは、公式サイトの評判記事が、自分たちにとって耳の痛い口コミを先に挙げていたことです。Googleマップの口コミを引用しながら、次の4点を「気になる口コミ」として紹介していました。

  • 担当者によって対応の差がある
  • 希望とマッチしない求人を勧められた
  • 面接対策が十分でないと感じた
  • 指名の多い担当者だと日程調整が難しい(「2週間先しか空いてない」という声)

同じ記事は「向いていない可能性がある人」も挙げています。年収の高さだけを重視する人、経験とかけ離れた求人を希望する人、希望条件が多い人、コンサル以外の業界も幅広く比べたい人の4つです。

気になる口コミを自ら掲載している分、判断材料としては使いやすいと感じました。

口コミで分かること・分からないことを表で整理

出どころ 誰が選んだか 傾向 読み方
みん評 投稿者本人(第三者サイト) 評価と不満の両方・少数 担当者や応募先で対策が変わる前提で読む
公式サイトの利用者の声 広告主 星5つの声だけ 肯定的な事例として、全体の傾向とは分けて読む
公式記事が引くGoogleマップの口コミ 広告主が「気になる口コミ」として選んだもの 担当者の差・希望とのミスマッチ・面接対策・日程 公式も取り上げている懸念点として読む

逆に、口コミからは分からないこともあります。市役所職員など地方公務員の支援例があるか、自分の経歴が面談や求人紹介の対象になるか、担当者が誰になるかは、どの口コミを読んでも答えが出ませんでした。

ここは公式の案内を確認したうえで、無料相談で確かめるしかありません。

(出典)みん評:MyVisionの口コミ・評判

(出典)MyVision公式サイト:マイビジョンの評判

判定表:MyVisionが向いている人・向かない人

MyVisionが向いているのは、コンサル業界を志望先に入れていて、在職中に選考対策の時間を取れる公務員です。公式は支援する人の8割がコンサル業界未経験と案内しているので、未経験であること自体は申込の壁ではないと読めます。

年齢については、公式の30代未経験向けページが、明確な年齢制限はないとしつつ35歳を境に評価軸が変わると書いている点を先に知っておきます。コンサル以外も幅広く比べたい人や、年収の高さだけで決めたい人には向きません。

まだ転職するかを決めていない人は、相談先の整理から入るほうが判断しやすくなります。

7つの状況で見るMyVisionの判定表

表で自分の行を見つけてから、無料相談に申し込むかを決めると迷いません。

状況 向き・不向き 理由 次に読む
コンサル業界を志望先に入れている・在職中に準備時間を取れる 向いている 支援する人の8割がコンサル業界未経験。想定問答集と模擬面接の二段構えがある この記事の後半(公務員の注意点)
行政の経験を活かせる仕事に移りたい 向いている(面談で確認) 公式の成功事例に国家公務員の例がある。地方公務員の例があるか、行政に近い案件を扱うかは面談で聞く 公務員からコンサル転職する4ステップ
コンサル以外の業界・職種も幅広く比べたい 向いていない 公式自身が「向いていない可能性がある人」に挙げている 公務員がまず使う3つ
40歳以上 総合型も並べて比べるほうが選択肢が広い 公式の年齢の記述は転職の難易度の説明で、支援の対象になるかは申込前に確かめる 公務員がまず使う3つ
年収の高さだけで決めたい 向いていない 公式が「向いていない可能性がある人」に挙げている コンサル転職後の年収と働き方
まだ転職するか決めていない 相談はできるが、相談先を先に整理 今すぐ転職を考えていなくても相談できるが、エージェントは企業に人を紹介して成り立つ仕組み 相談先を目的と費用で選ぶ記事
まず求人を眺めて相場を知りたい 眺めるだけなら可(応募先は面談で決める型) 公式サイトで求人は見られるが、具体的な応募先は面談後に紹介を受けて話し合う流れ ジョブモアの判定表

向いている人:コンサル志望で準備時間を取れる人

コンサル業界を志望先に入れていて、平日の夜と週末に選考対策の時間を取れる人です。MyVisionは、予算要求資料を作った、制度を運用した、委託調査を発注した、といった経験が応募先の案件とどう重なるかを、外の目で聞ける相手になります。

30代半ばの方は、年齢について公式がどう書いているかを後半の「年齢と経歴」の節で確かめたうえで、申し込むかどうかを決めてください。向いている=すぐ選考に進むべき、という意味ではありません。

向いていない人:コンサル以外も幅広く比べたい人

コンサル以外の業界や職種も並べて比べたい人は、総合型のエージェントから始めるほうが選択肢を広く持てます。これはMyVision自身が「向いていない可能性がある人」として書いている内容でもあります。

判定表で「向いていない」に入れなかった40歳以上についても補足します。公式の「明確な年齢制限はありません」は、30代未経験向けページで転職の難易度を説明した記述です。

MyVisionの面談や求人紹介の利用条件を示したものではないので、40歳以上で支援の対象になるかは申込前に確かめます。そのうえで、コンサルだけに絞らず、総合型やハイクラス向けのサービスと比べてから決めるほうが現実的です。

(関連記事)【結論】公務員がまず使う3つと、条件別の最初の1社

まず求人票をたくさん見比べて相場観をつかみたい段階なら、求人を眺めることを前提にしたサービスも並べて使うと判断しやすくなります。

(関連記事)【判定表】ジョブモアが向いている人・向いていない人

まだ転職するか迷う段階なら相談先の整理から入る

公式は「今すぐにご転職を検討されていない場合でも、勿論ご相談は可能です」と案内しています。ただ、転職エージェントは企業に人を紹介して成り立つ仕組みです。

転職するかどうか自体が決まっていない段階なら、無料の相談先の種類を先に整理したほうが迷いが少なくなります。

家族のことが気になっている人もいると思います。私は転職サイトに登録する前に、年収が下がる見込みの数字を妻に見せて相談しました。

コンサルを志望先に入れるなら、働く時間の見通しも含めて家族と先に話しておくと、あとで食い違いが出にくいと思います。

(関連記事)公務員の転職相談先を目的と費用で選ぶ

判定表で「向いている」の行に当たった方は、このまま次の案内に進んでください。

広告ここから提携サービスの紹介です

「向いている」の行に当たったら、自分の経歴がどう見られるかを先に聞く

コンサル業界を志望先に入れていて在職中なら、評判だけで判断せず、初回の面談で自分の経歴がどの役職・どの領域で見られるかを質問して、判断材料にする方法があります。MyVisionはコンサル業界に特化した転職エージェントで、支援する人の8割がコンサル業界未経験、今すぐ転職を考えていなくても相談できると案内されています。

この広告の主な対象は24〜39歳です。サービス全体の利用条件とは分けて確認してください。経歴によっては面談や求人紹介の対象外になることがあります。

相談から選考対策・条件交渉までは無料で、受ける企業は話し合って決める流れです。担当者の希望は申込時に書けます。

私は市場価値を知らないまま応募先を決め、1社目を6ヶ月で辞めました。当時の私に欠けていたのは、応募する前に自分の経歴がどう見られるかを聞いておく、という一点でした。

コンサル業界を目指す方へ市役所の経歴がどの枠で見られるか聞いてみる(無料相談)

【広告】※コンサルティング業界への転職に特化した転職エージェントです。相談・選考支援は無料ですが、経歴によっては面談や求人紹介の対象外となることがあります。私はこのサービスを利用していません。

MyVisionとは:無料の仕組みと数字の読み方

MyVisionは、株式会社MyVisionが運営するコンサル業界特化の転職エージェントです。有料職業紹介事業の許可を受けた人材紹介の会社で、求職者は申込から条件交渉まで無料で使えます。

無料なのは、採用企業から受け取る紹介手数料で運営されているからです。利用の流れは、申込から面接・内定までの5段階です。

公式の「平均年収UP額156万円」は年収が上がった人だけの平均と注記されているので、数字は注記とセットで読みます。

運営会社と許可番号:コンサル特化の人材紹介

公式サイトと公式の評判記事で確認できたのは、次の5つです。

  • 運営:株式会社MyVision(東京都港区虎ノ門)。公式の評判記事では2022年6月設立と書かれています
  • 許可:有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719
  • 領域:コンサル業界への転職支援に特化し、200社以上のコンサルファームとネットワークがあると案内
  • 支援する人:8割がコンサル業界未経験
  • 姿勢:「今は転職しない」という選択肢も含めて提案するとうたっている

コンサル業界には戦略系・総合系・IT系・シンクタンクといった区分があり、公務員の経験との相性は区分ごとに違います。その相性は、公務員からコンサル転職する方法をまとめた記事で整理しています。

(関連記事)コンサルの種類別に見る「公務員経験との相性」

無料の仕組み:採用企業からの紹介手数料で運営

公式サイトによると、MyVisionは「採用企業からの紹介手数料によって運営されている」サービスです。そのため、キャリア相談から条件交渉まで「求職者様はすべてのサポートを無料でご利用いただけます」と案内されています。

利用規約の第5条1項にも、無料で利用できると書かれていました。

求職者が費用を払う場面は、公式の案内にはありません。費用の有無とは別に、紹介された求人が希望と合うかは自分で確かめる必要があります。

口コミにあった「希望とマッチしない求人を勧められた」という声も、紹介された求人を受けるかどうかは自分で決めてよい、という前提で読めば振り回されません。公式の流れでも、受ける企業は求職者の意向を最優先にすると案内されています。

ただし、紹介より前の段階として、経歴によっては面談や求人紹介の対象外になることもあります。

利用の流れ5ステップと「今は転職しない」選択肢

公式の「ご利用の流れ」は5段階です。公務員の立場で確認しておきたいことを右の列に足しました。

STEP 公式の案内 公務員が確認すること
1 申込 今すぐ転職を考えていなくても相談できる。担当の希望があれば申込時に書ける。登録後は画面上で面談日程を選ぶか、担当者から連絡が来る 勤務時間外に、私物の端末で申し込む
2 カウンセリング キャリアの相談、コンサル業界の説明、転職までのスケジュールの説明 職務上の秘密は話さない
3 企業紹介 受ける企業は求職者の意向を最優先に話し合って決める 応募前に企業へ情報が渡る場面を確認する
4 選考対策 書類添削と、「想定問答集」と「模擬面接」の二段構え。元コンサルタントが仮想の面接官を務める 準備の時間を夜と週末で確保する
5 面接・内定 応募スケジュールの設計と、内定後の条件交渉 退職の時期と有給の残りを逆算する

入社先と入社時期が決まったあとも、現職の退職のサポートや入社後のキャッチアップなど、転職後のフォローまで行うと案内されています。退職の時期を自分で逆算しなければならない公務員には、ここまで案内があるのは安心材料になると思います。

「平均年収UP額156万円」は注記とセットで読む

公式トップには「平均年収UP額156万円」と大きく書かれています。ただ注記を読むと、これは「2026年1月に内定承諾し、弊社経由で年収アップを実現した方の平均値」です。

注記の文言どおりなら、156万円は年収が上がった人だけの平均で、下がった人や変わらなかった人は含まれていません。使えば156万円上がる、という意味ではないので、数字だけで期待を膨らませないほうが安全です。

年収についても、公務員の場合は額面だけでなく、各種手当や退職手当、実際の残業時間も並べて、待遇全体で比べる必要があります。

(関連記事)公務員からコンサルへ転職した後の年収と働き方のリアル

「コンサル業界転職支援実績No.1」の表示にも、厚生労働省の人材サービス総合サイトの数値をもとにした比較だという注記が付いています。比較対象となった事業者や集計方法の詳細までは注記から分からないので、順位よりも自分の経歴がどう扱われるかで判断します。

(出典)MyVision公式サイト:コンサル転職No.1エージェント MyVision

(出典)MyVision:ご利用の流れ

MyVisionに断られたら?利用前に読む規約4項目

MyVisionの利用規約のうち第5条2項・第6条4項・第6条6項・第13条の定めと、申し込む前に読者がすることをまとめた表

「MyVisionに断られた」と検索する人が気にしている場面のうち一部は、利用規約の第5条2項で説明できます。

規約では、MyVisionが求人企業の選考基準に照らして合うかを判断し、候補者が希望しても選考に申し込まない場合があると定めています。その理由を伝えないこともできるとされています。

規約には、応募前に求人企業へ情報を渡せること(第6条4項)と、オンラインの面談を録音録画できること(第6条6項)も書かれています。転職の結果は保証せず、法令に反しないかは利用者が調べる(第13条)という定めもあります。

先に知っておけば面談後の対応に戸惑いませんし、断られても別の経路で活動は続けられます。

第5条2項:希望しても選考に申し込まない場合がある

第5条2項によると、MyVisionは「求人企業の選考基準に基づいて候補者と求人情報との適合性を判断」します。候補者が希望していても、「当該選考への申込みを行わない場合があります」という定めです。

続けて「当社が当該選考基準に適合しないと判断した理由を伝えないこともできます」とも定めていました。

第4条にも、登録の可否は「当社の基準に従って」判断するとあります。「断られた」には、登録を断られる場合と、特定の求人への申込を見送られる場合がある、と分けて考えると落ち着いて動けます。

理由が示されないときは、職務経歴書の書き方を見直すか、別のエージェントで反応を確かめるのが次の手です。断られたこと自体で、公務員からの転職が難しいと決まるわけではありません。

(関連記事)公務員がエージェントに断られても転職はできる

第6条4項:応募前に求人企業へ情報が渡ることがある

第6条4項は「当社は、候補者が当社に提供した情報を、候補者が求人企業に応募する前に、求人企業に提供することができる」と定めています。利用者は、それに同意する形です。

公務員の場合、今の自治体と取引のある会社に経歴が届く可能性もゼロではありません。規約そのものは変えられないので、応募前の情報提供がどのタイミングで行われるか、事前に確認したいという希望に対応できるかを、面談で確かめておくと安心です。

併用についても定めがあります。第5条3項は、同じ求人を第三者からも提供されている場合、申込の前にMyVisionへ知らせることを求めているので、併用そのものは想定されています。

第6条6項:オンライン面談の録音録画に同意している

第6条6項によると、カウンセリングや面接対策などのオンラインの面談は、業務の品質向上のために録音録画され、指定のアプリで議事録が作られることがあります。

記録が残る前提で話すと決めておけば、どこまで話してよいかで迷いません。現職の仕事の話は、地方公務員法の守秘義務の範囲で線を引きます。

話す内容の候補と話さないことの分け方は、後半の守秘義務の節で箇条書きにしました。

第13条:転職の保証はなく法令適合は自分で調べる

第13条1項は、「本サービスの利用の結果、候補者が希望する求人企業へ転職することができることにつき如何なる保証も行うものではありません。」としています。同じ条には、サービスの利用が自分に適用される法令に反しないかを、利用者が自分で調べるという定めもありました。

公務員にとっての法令は、守秘義務だけではありません。

地方公務員法38条の2には、再就職した元職員が、離職前の職務に関係する契約などについて元の職場へ働きかけることを制限する再就職等規制があります。対象になる人や行為、期間には区分があるので、元の自治体を相手にする案件を担当する可能性があるなら、自分が該当するかを個別に確認しておく必要があります。

(関連記事)公務員が転職前に知っておく再就職等規制と注意点

(出典)MyVision:利用規約

公務員がMyVisionを使う前に確かめる4点

公務員がMyVisionを使う前に確かめる年齢と経歴・ケース面接・在職中の動き方・守秘義務の4点をまとめた図

公務員が申し込む前に確かめておきたいのは、年齢と経歴、ケース面接、在職中の動き方、守秘義務の4点です。年齢は、公式の30代未経験向けページが35歳を境に評価軸が変わると書いているので、30代半ばなら「どの役職で入るか」を最初に聞きます。

ケース面接は、模擬面接があっても準備の時間は自分で確保します。面談は勤務時間外に私物の端末で受け、担当者によっては日程調整に時間がかかると考えて、余裕を持って動きます。

記録が残る面談でも、職務上知り得た秘密(地方公務員法34条)は話しません。

年齢と経歴:35歳を境に評価軸が変わると公式が書く

MyVisionの30代未経験向けのページには「明確な年齢制限はありませんが、未経験からの挑戦は35歳を境に難易度と評価軸が大きく変わります」とあります。35歳までは「ポテンシャルと実務経験のバランスが重視され、採用枠も豊富です」とされ、支援した人の年齢は20代後半が中心で、30代前半も全体の約3割だそうです。

30代後半については、「マネジメント実績と業界知見が必須」という見出しが立っていました。部下や後輩をまとめた経験や、担当した制度の知識が、ここでいう実績や知見にどこまで当たるかは、自分では判断しにくいところです。

公式の成功事例には、文部科学省の国家公務員だった29歳の方が、日系の総合コンサルティングファームへ移った例がありました。私が見た事例一覧に掲載されていたのは国家公務員の事例で、市役所の事例は見つけられませんでした。

だから初回の面談では、「この経歴なら、どの役職・どの領域で入れるか」を最初に聞くのがよいと思います。

ケース面接:模擬面接はあっても準備は自分で確保する

ケース面接は、答えのないビジネスの課題に対して、限られた時間で筋道を立てて解決策を出す形式の面接です。フェルミ推定のように、手元にない数字を推計する問題が出ることもあります。

MyVisionは選考対策として「想定問答集」と「模擬面接」の二段構えを用意し、元コンサルタントが仮想の面接官を務めると案内しています。ただ、みん評には、添削が2回程度、面接練習が1回だったという声もありました。

公式も面接対策の内容は応募先や担当者によって異なる場合があるとしているので、希望する支援内容を事前に伝え、演習の時間も自分で確保しておくほうが安全です。私はケース面接を受けたことがないので、対策の中身は、選考対策を詳しく書いた記事に譲ります。

(関連記事)公務員からコンサル転職を成功させる選考対策

在職中の活動:面談日程と職場に知られない工夫

面談は勤務時間外に、私物のスマートフォンやパソコンで受けます。勤務時間中の申込は避け、昼休みであっても職場の端末やネットワークは使わずに手続きします。

公式の案内では、登録後は画面上で面談日程を選ぶか、担当者から日程調整の連絡が来ます。一方で「2週間先しか空いてない担当を割り振ってきた」という口コミもあります。

担当者によっては日程調整に時間がかかると考えて、面談を受けたい時期より前に、余裕を持って日程を確かめます。

面談の時間帯と使う端末は、職場に知られないために先に決めておきたい基本です。地方に住んでいても使えるか、面談がオンラインだけかは公式の案内で確認できなかったので、申込時に聞いてみてください。

(関連記事)転職活動が職場にバレるリスクと、バレないための具体策

守秘義務:面談で職務上の秘密を話さない(34条)

地方公務員法34条1項は、「職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。」と定めています。面談は録音録画されることがある前提で、職務上知り得た秘密は話さないと最初に決めておきます。

話す内容の候補と、話さないことは、次のように分けておくと迷いません。

  • 話す内容の候補:公開情報だけで説明できる業務の種類、公開済みの事業や制度、秘密に当たらない範囲での自分の役割と工夫、志望理由
  • 話さないこと:未公表の事業や計画、個人情報、内部の数値、特定の住民や職員の話、入札や契約の未公表情報

経歴をコンサル向けに伝えるときも、公開されている範囲の事実と自分の工夫で話せます。秘密に当たるか迷う内容は、話す前に所属の服務担当に確かめます。

(出典)e-Gov法令検索:地方公務員法

(出典)MyVision:30代未経験からのコンサル転職

私の体験:コンサルを候補に入れて調べたうえで見送った

私はMyVisionを使っておらず、コンサルにも転職していません。市役所を35歳で辞めたときの転職活動ではコンサルも候補に入れて調べましたが、最終的に見送りました。

その後はIT企業の事務職兼カスタマーサポートを経て、今は在宅のWebマーケターとして働いています。

コンサルという仕事が悪いと思ったわけではなく、自分の優先順位と合わなかっただけです。ここに書くのは私の事実で、特定のサービスを勧める材料ではないことも先にお伝えしておきます。

MyVisionは使っていない:登録先は別の4つ

在職中の10月に転職活動を始めたとき、私が登録していたのはビズリーチ、Green、マイナビ、リクルートエージェントの4つでした。エージェント型はリクルートエージェントの1社だけで、MyVisionは使っていません。

届いた反応を応募先の判断に活かしきれず、書類選考の通過率は2割ほどでした。約5ヶ月かけて内定は1社、年収は残業代込みの約550万円から約350万円に下がり、IT企業の事務職兼カスタマーサポートとして入った1社目は6ヶ月で辞めています。

コンサルを候補に入れて調べたうえで見送った理由

見送ったのは、長時間労働と成果主義の働き方が、当時の私が守りたかった家族との時間と合わなかったからです。住宅ローンが残り、貯金は生活費の半年分でしたから、年収が下がる転職で家族の時間を優先する判断には覚悟が要りました。

見送った経緯は、コンサルで後悔しないための記事に詳しく書きました。

年収200万円ダウンの1社目を「民間社会のリハビリ」と呼んだ理由も、下の関連記事の同じ章にまとめています。2社目でWebマーケターへ転職し、辞めてよかったと思えた理由もそこに書いています。

(関連記事)私がコンサルではなく、IT企業→Webマーケターの道を選んだ理由

当時こうしたサービスを知っていたら(仮定)

自分の経歴がどの枠で見られるかを応募する前に聞いていたら、応募先の選び方は違っていたかもしれません。

ただ、当時の私がコンサルの選考に進んだかは分かりません。家族との時間を優先した判断は、今振り返っても変わらないからです。

それでも、応募する前に経歴の見られ方を第三者に聞く場を持つことは、どの業界を目指すにしても損にはならなかったかもしれません。

MyVisionの評判と公務員の利用でよくある質問

先に答えると、MyVisionは採用企業の紹介手数料で運営されているので、相談から条件交渉まで求職者は無料で使えます。支援する人の8割はコンサル業界未経験で、30代未経験向けのページには「明確な年齢制限はありません」とあります。

担当者の変更手続きや退会の方法は、私が確認した公式ページには記載が見当たらなかったので、面談や問い合わせで確かめるのが確実です。市役所職員など地方公務員の支援例があるかどうかも、同じように面談で聞けます。

経歴によっては対象外になることがある点だけは、申し込む前から頭に置いておくと慌てずに済みます。

MyVisionは無料?なぜ無料で使えるのか

無料です。公式は、採用企業からの紹介手数料で運営しているため、キャリア相談・選考対策・条件交渉まで求職者は無料で使えると案内しています。

利用規約の第5条1項にも、同じ趣旨の定めがあります。

30代後半や40代でも相談できる?年齢の目安は

公式の30代未経験向けページは、コンサル転職の難易度について「明確な年齢制限はありません」と説明しています。ただし、面談や求人紹介の利用条件を示す記述ではないので、40代で支援の対象になるかは申込前に確かめます。

同じページは、未経験からの挑戦は35歳を境に評価軸が変わり、30代後半はマネジメントの実績と業界の知見が問われるとも書いています。40代でコンサル以外も視野にあるなら、総合型やハイクラス向けのサービスと並べて比べるほうが選択肢は広がります。

担当者が合わない・連絡や退会で迷ったときは

申込時に担当の希望を書けると、公式の「ご利用の流れ」で案内されています。合わないと感じたあとの変更手続きや退会の方法は、私が確認した公式ページでは見つけられなかったので、担当者か問い合わせ窓口に手続きを確かめます。

連絡については、規約第3条で広告や宣伝のメールが届くことに同意する形になっています。面談のあとしばらく連絡が来ないときは、担当者か問い合わせ窓口に状況を確かめます。

特定の求人への申込を希望しても進めない場合は、第5条2項に基づく判断の可能性があるので、別の経路も並行して動かしておくと活動が止まりません。

公務員・未経験でも使える?地方公務員の事例はあるか

申し込めます。公式の成功事例には、国家公務員から総合コンサルティングファームへ移った例も載っています。

ただし、対象外になる経歴もあるので、申込前に聞いておきます。

市役所職員など地方公務員の事例は、私が見た一覧にはありませんでした。面談で「同じような経歴の人を支援した例があるか」を聞くと、自分の経歴がどう見られるかの手がかりになります。

(出典)MyVision:ご利用の流れ

ここまでの注意点を確かめたうえで、コンサル業界を志望先に入れると決めた方に向けて、申込の入口を置いておきます。

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コンサル業界を志望先に入れると決めたら、選考の準備量を先に聞いておく

在職中に夜と週末の準備時間を取れるなら、ケース面接まで含めてどれだけ準備が要るかを、応募の前に担当者へ聞いておけます。MyVisionは「想定問答集」と「模擬面接」の二段構えで選考対策を行うと案内されています。

この広告の主な対象は24〜39歳です。サービス全体の利用条件とは分けて確認してください。経歴によっては面談や求人紹介の対象外になることがあります。

相談は無料で、「今は転職しない」という選択肢も含めて提案するとうたっています。受ける企業は話し合って決める流れです。

コンサル業界を目指す方へケース面接の準備量を担当者に聞いてみる(無料相談)

【広告】※コンサルティング業界への転職に特化した転職エージェントです。相談・選考支援は無料ですが、経歴によっては面談や求人紹介の対象外となることがあります。私はこのサービスを利用していません。

まとめ:評判は出どころで読み、対象条件で決める

MyVisionの評判は出どころによって重さが違い、確認できた口コミは少数で、評価と不満の両方がありました。

評判だけで決めるより、年齢についての公式の書き方、規約の4項目、公務員の注意点4つで決めるほうが現実的です。向いている行に当たらなかった方は、判定表の「次に読む」にある記事から入ってください。

迷ったまま応募先を決めて1社目を6ヶ月で辞めた私なら、申し込むかどうかを決める前に、自分の経歴がどう見られるかを一度聞いておきます。

対象条件や規約は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。記事へのご感想やご質問は、お問い合わせページからお気軽にお寄せください。

何から始めればいいか分からない方へ

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元公務員Webマーケター
大阪府の某市役所に15年以上勤務後、35歳でIT企業へ転職。最初の転職で年収200万円ダウンを経験。事務職兼カスタマーサポートを経て、現在は完全在宅勤務のWebマーケターとして働いている。このブログでは、公務員から民間への転職について、年収ダウンの現実も含めた実体験を発信中。

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