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公務員を辞めた末路は悲惨?4年たった私の現実と分かれ道を解説

体験談・本音

私も辞める前、夜中に布団の中で「公務員 辞めた末路」と検索していました。画面に並ぶ「悲惨」「後悔」の文字を眺めては、そっとスマホを伏せる夜の繰り返しでした。

あれから4年あまりがたち、私は検索する側から辞めた側になりました。先に言うと、悲惨な末路にはなっていませんが、そう呼ばれかけた時期は確かにありました。

年収200万円ダウンのことも、転職1社目を6ヶ月で辞めたことも、隠さずに書きます。恐怖で引き止めたいわけでも、辞める決断を美化したいわけでもありません。

転職直後の結果が後悔だったのか幸せだったのかは別の記事にまとめてあるので、ここでは辞めて4年たった現在地に絞ります。

この記事を書いた人

市役所に15年勤務後、35歳でIT企業へ転職。年収200万円ダウン、1社目6ヶ月退職を経て、現在は在宅Webマーケターとして勤務しています。公務員時代の経験と2回の転職体験をもとに、同じ悩みを持つ方へ判断材料をお届けしています。

当ブログでは、公務員からの転職に関する体験談や実践的な情報を発信しています。ご質問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせページよりご連絡ください。

「公務員を辞めた末路」を4年たった私が検証する

「公務員を辞めた末路は悲惨」という説は、半分当たっていて半分外れているというのが、辞めて4年たった私の結論です。 私の場合、結果を左右した一番大きな要因は、辞める前にどんな条件を整えたかでした。

まず、なぜ私がこのテーマを書けるのか、在職中の話からさせてください。

「末路」と検索する夜の気持ちに覚えがあります

在職中の私は、「辞めたい」と思いながら1年以上動けずにいました。検索するたびに「無職」「悲惨」という言葉が目に入り、余計に足がすくむ悪循環でした。

当時のスマホの履歴には、転職サイトと「末路」の検索結果が交互に残っていました。辞めたい気持ちと怖い気持ちが、毎晩入れ替わりで勝っていたのだと思います。

同じ検索を繰り返しても、出てくる記事の顔ぶれはほとんど変わりません。それでも読み続けたのは、決断を先送りする口実がほしかったからでした。

検索窓には「公務員 辞めた末路」のほかに、「公務員 辞める もったいない」とも打っていました。引き止めてくれる言葉を、自分から探しに行っていたのです。

いま振り返ると、あの検索は情報集めではありませんでした。本音では、「辞めても大丈夫」と誰かに言い切ってほしかったのです。

だからこの記事は、当時の私が読みたかった中身で書きます。脅しでも励ましでもなく、実際に辞めた人間による4年間の経過と現在地の記録です。

先に結論:末路は準備した条件で大きく変わります

結論を先に置きます。少なくとも私の場合、末路の行き先は辞める前にどれだけ条件を整えたかで大きく変わりました

ここで言う条件とは、才能や運のことではありません。貯金・制度の知識・転職先の軸・失敗時の備えという、辞める前に用意できるものばかりです。

私は貯金の計算と家族の同意をそろえてから辞め、それでも6ヶ月離職という失敗をしました。崩れずに立て直せたのは、失敗したときの支えを先に用意してあったからです。

裏を返すと、何も整えずに辞めていたら、私が「悲惨な末路」の実例になっていたはずです。紙一重だった自覚があるからこそ、条件の中身をこのあとの章で細かく分解します。

この記事の立場:脅しも楽観も売らずに書きます

「末路」を扱う記事には、恐怖で引き止める型と、「辞めたら自由になれた」と明るい面だけを見せる型があります。私はどちらの書き方もしません。

恐怖をあおる記事が目立つのは、怖がらせた方が読まれやすいからだと感じています。読まれ方の事情と、読んでいる人の人生の事情は別です。

辞めることを勧めもしませんし、止めもしません。条件しだいで結果は大きく変わる、というのが4年かけて実感した私の答えだからです。

もう一つ、この記事に出てくる体験はすべて私自身のものです。確かめようのない「元同僚の末路」のような伝聞は、最初から書かないと決めています。

言い換えると、ここに書けるのは退職者1人分の記録だけです。全員に当てはまる法則ではなく、一つの実例として読んでください。

そのうえで、「私はこうだった」という体験と、「制度ではこうなっている」という説明は分けて書きます。この二つが混ざった記事を、当時の私は一番信用できなかったからです。

辞めて4年たった私の現実を時系列で公開します

私は2022年5月に市役所を辞め、4年あまりたった今は在宅のWebマーケターとして働いています。 ただ、ここに着くまでの道のりは、まっすぐではありませんでした。

悲惨と呼ばれかけた時期も含めて、順番に書きます。

直後:年収200万円ダウンと6ヶ月での離職

私は15年勤めた市役所を、35歳のとき年度途中で退職しました。辞める直前の俸給月額は約23万円で、転職によって年収は約200万円下がりました

数字の上では覚悟していたつもりでも、暮らしの実感は別物でした。出ていく固定費は前と変わらないのに、入ってくる金額だけが細くなっていきます。

給料日のたびに、公務員の給与がどれだけ安定していたかを思い知りました。続けていれば見えていた昇給の階段も、辞めた瞬間に消えています。

わが家では、家計の記録を見ながら妻と使い道を決め直しました。削れる固定費を探す作業は、地味ですが確実に不安を減らしてくれました。

追い打ちのように、転職1社目のIT企業を6ヶ月で退職しました。事務職兼カスタマーサポートとして入った会社を、半年しか続けられなかったのです。

年収を下げてまで移った会社を半年で離れたのだから、焦らないはずがありません。次が決まるまでの間は、「このまま収入が途絶えたら」という不安が頭から離れませんでした。

検索していた「末路」という言葉が、初めて自分に向かってくる時期でした。妻に後押しされて辞めた手前、申し訳なさも重なっていました。

それでも、辞めたこと自体への後悔は、不思議と湧いてきませんでした。悲惨と呼べたのは家計の数字の方で、毎日の気持ちではなかったからです。

現在:在宅Webマーケターとして働く暮らし

その後、私は2社目の会社にWebマーケターとして採用され、在宅で働き続けています。通勤がなくなり、家族と過ごす時間は市役所時代より増えました。

収入が公務員時代を超えたとは書きません。それでも生活は回っていて、日曜の夜が重くないありがたさを毎週感じています。

在宅の仕事は楽ではありませんが、働き方を自分で選んだ実感があります。選んだ苦労と押し付けられた苦労では、疲れ方がまるで違いました。

変わらなかったものもあります。市役所で身につけた文書のまとめ方や段取りの組み方は、今の仕事でもそのまま役立っています。

4年の内訳を正直に言うと、最初の1年が揺れの時期で、残りの3年で少しずつ整ってきた感覚です。「末路」という言葉で切り取るなら、私の末路は拍子抜けするほど平凡な安定でした。

転職直後の生々しい記録、つまり後悔だったのか幸せだったのかは、公務員から民間に転職した結果を書いた記事に書きました。直後の実感と4年後のこの記事を読み比べると、時間で変わる部分が見えると思います。

「悲惨な末路」と呼ばれずに済んだ理由の分析

同じ失敗をしても、崩れる場合と崩れない場合があると身をもって知りました。4年を振り返って、私が崩れずに済んだ理由は3つあったと考えています。

  • 辞める前に、毎月の生活費と貯金の数字を紙に書き出して確かめていたこと
  • 妻と何度も話し、反対ではなく後押しをもらえる状態で退職日を迎えたこと
  • 年収200万円ダウンという条件を、家計として最初から織り込んで決めたこと

3つに共通するのは、どれも辞めたあとではなく、辞める前の行動だということです。辞めたあとの私は、辞める前の私に何度も助けられました。

反対に、想定していなかった6ヶ月離職では、しっかり揺れました。準備した領域では崩れず、準備しなかった領域で揺れたという対比が、次の章の4条件につながります。

悲惨な末路が現実になる4つの条件を分解します

悲惨な末路は特別な不運ではなく、いくつかの条件が重なったときに現実になるものだと私は見ています。 条件の一部を私自身が踏みかけたので、他人事としては書けません。

どれも珍しい話ではなく、在職中の私の目の前に並んでいたものばかりです。4つの条件を、順に見ていきます。

条件1:貯金の目安を知らないまま辞めること

収入が止まっても数ヶ月暮らせる貯金がないまま辞めると、選択肢が一気に狭まります。残高を数えながらの転職活動は、冷静な判断力から先に削っていくからです。

公務員でいる間は、貯金の減りにおびえながら仕事を選ぶ感覚はありませんでした。辞めた瞬間から、口座の残高が意思決定に口を出してくるようになりました。

焦って決めた転職先が合わなければ、また辞めて、貯金はさらに減ります。この連鎖こそが、「悲惨な末路」と呼ばれる状態の入り口だと私は考えています。

目安として書けるのは、金額そのものではなく考え方です。毎月の生活費に、転職活動が長引いた場合の月数を掛けるだけでも、必要な水準は見えてきます。

私が転職先を6ヶ月で辞めたあとに立て直せたのも、結局は貯金が残っていたからでした。金額の計算手順は公務員を辞める前の貯金の考え方に分けて書いたので、退職日を決めるより先に数字を出す順番をおすすめします。

条件2:失業保険が出ない原則を知らないこと

一番見落とされやすいのがここだと思います。常勤の公務員は雇用保険の適用外なので、民間の退職者が受け取る基本手当、いわゆる失業保険は原則もらえません。

思い返せば、市役所の給与明細から雇用保険料は引かれていませんでした。常勤の公務員はそもそも雇用保険の適用対象外だという制度の前提に、調べるまで気づけなかったのです。

「辞めてもしばらくは失業保険でつなげる」という前提で計画を立てると、土台から崩れます。私はこの前提を在職中に手放せたおかげで、退職後の収入計画を現実的に組み直せました。

ただし、退職手当の額が雇用保険の給付水準に満たず、退職後も失業状態にあるなどの要件を満たす場合は「失業者の退職手当」という補完の仕組みの対象になることがあります。対象になるかどうかの調べ方は、公務員の転職で失業保険はもらえるかを整理した記事にまとめました。

ここを誤解したまま辞めると、無収入期間の見積もりがすべて狂います。4つの条件の中でも、危険度は最上位だというのが私の実感です。

同じ事実でも、辞める前に知れば備えられ、辞めたあとに知れば打撃になります。知る順番だけで景色が変わる条件です。

条件3:「辞めたい」だけで転職先の軸がないこと

「とにかく役所を出たい」という気持ちだけで動くと、転職先を選ぶ基準が持てません。基準がないまま内定が出ると、条件を吟味せずに飛びつきやすくなります。

私の1社目には、この条件の影が確かにありました。「辞めること」がゴールになっていて、「どう働きたいか」を言葉にできていなかったのです。

2回目の転職活動では、この反省から軸を先に決めて動きました。同じ私でも、軸があるだけで求人の絞り込みにかかる時間と迷いが減りました。

在宅で働きたいのか、収入を守りたいのか、人間関係を変えたいのか。軸を一つ選ぶだけでも、求人の見え方も面接で話す中身も変わります。

軸は立派な言葉でなくて構いません。「平日の夕方に家族と食卓を囲める働き方」のような生活の言葉の方が、求人票の前では効きました。

条件4:短期離職後の立て直しを考えていないこと

転職で失敗しないことより、失敗したあとに立て直せることの方が大事だと、6ヶ月離職を経て考えるようになりました。

当時の私は「転職すれば終わり」と思っていて、うまくいかない場合の動き方を決めていませんでした。だから半年での退職が決まったとき、必要以上に自分を責めて、足が止まりかけたのです。

2回目の転職活動で立て直せたのは、貯金という時間の余裕が残っていたからでした。失敗の想定は弱気の証拠ではなく、掛け捨ての保険だと今は考えています。

決めておくことは複雑ではありません。「合わなかったら何ヶ月で見切るか」と「そのとき貯金がいくら残っていれば動けるか」の二つで足ります。

ここまでの4条件を、一つの表にまとめました。

条件 起きやすいこと 防ぎ方
貯金の目安を知らない 残高に追われ、焦って転職先を決める 辞める前に「生活費×月数」を計算する
失業保険の原則を知らない 収入計画が崩れ、無収入期間に耐えられない 「失業者の退職手当」の対象かを先に確認する
転職先の軸がない 合わない会社に飛びつき、短期離職につながる 「どう働きたいか」を一つ言葉にする
立て直しの想定がない 失敗したときに足が止まり、貯金だけが減る うまくいかない場合の動き方まで決めておく

表の右列を見ると分かるとおり、どの条件にも防ぎ方があります。悲惨な末路は避けられない運命ではなく、辞める前につぶせるリスクの集まりだと私は考えています

末路の分かれ道は辞める前の準備で大きく変わる

4つの条件を裏返すと、そのまま「辞める前にやるべき準備」になります。 私の4年を振り返っても、明暗を分けたのは辞めたあとの頑張りより、辞める前の準備でした。

着手しやすい順番に並べて書きます。

在職中に進めておきたい準備の順番を紹介します

私がもう一度辞めるとしても、進める順番はこの4ステップです。

  • ステップ1:毎月の生活費を書き出し、収入が止まっても暮らせる月数を計算する
  • ステップ2:失業保険が原則出ない前提で、退職後の収入計画を組み立てる
  • ステップ3:「どう働きたいか」の軸を一つ決めて、求人を見る基準にする
  • ステップ4:在職中に転職活動を始め、内定か確かな手応えを得てから退職を切り出す

この順番には意味があります。数字の土台がないまま求人を見始めると、途中で不安に引き戻されて、準備が振り出しに戻りやすいからです。

家族がいる場合は、ステップ1と2を夫婦で一緒に進めることが大事でした。数字を共有した瞬間から、転職は私一人の問題ではなく、わが家の計画に変わったからです。

ただ、前提が違えば必要な備えの量も変わります。単身か、扶養する家族がいるか、年齢や住んでいる地域の求人事情はどうかで、貯金の目安も転職活動にかかる期間も同じにはならないからです。

この記事の数字は、当時35歳で妻と家計を考えていた私の一例にすぎません。ご自身の生活費と条件で計算し直して使ってください。

とくにステップ4は、公務員としての収入を維持しながら試せる、リスクを抑えやすい進め方です。面接日程の調整など難しさもあるので、具体的な動き方は公務員が在職中に転職活動する方法にまとめてあります。

退職後の生活を支える制度や手続きの全体像は、厚生労働省のサイトで確認できます。制度は変わることがあるので、辞める前に最新の情報を見ておくと安心です。

準備に時間をかけることは、決断の先延ばしとは違います。私の場合は準備が進むほど怖さが減り、辞めるという判断そのものも軽くなっていきました。

私が「辞めてよかった」側に回れた理由を考える

割合や統計で語れるデータを、私は持っていません。確かめられるのは私の場合だけなので、実感の範囲で、私が「辞めてよかった側」に回れた理由を挙げます。

一つ目は、辞める理由を「嫌だから」ではなく「こう働きたいから」に言い換えられたことです。理由が前向きな言葉になった時点で、探すべき求人もはっきりしました。

二つ目は、家族と家計の数字を共有し、収入減を織り込んだ生活へ一緒に切り替えられたことでした。妻の後押しは、退職の瞬間より6ヶ月離職のときにこそ効きました。

三つ目は、失敗しても撤回しない覚悟ではなく、失敗しても立て直せる余裕を持てたことです。どれか一つでも欠けていたら、同じ転職でも私は「辞めて後悔した」と書いていたと思います。

反対に、「辞めれば何かが変わる」という期待だけで動いていたら危なかったはずです。変えたい中身を先に決めていたから、変化を受け取れたのだと考えています。

判定表:いま辞めたら危ないかを自己点検する

ここまでの内容を、自己点検できる表にまとめました。右の列に近い項目が多いほど、いま辞めても崩れにくい状態だと私は考えます。

点検項目 危ない状態 準備できている状態
貯金 生活費の目安を計算していない 収入が止まっても暮らせる月数を把握している
収入計画 失業保険をあてにしている 原則もらえない前提で組み立てている
辞める理由 「辞めたい」で止まっている 「こう働きたい」まで言葉にできている
転職活動 辞めてから探すつもりでいる 在職中に動き始めている
失敗時の想定 考えたくないので考えていない 合わなかった場合の動き方を決めてある

すべて右側でなければ辞めてはいけない、という話ではありません。ですが左側が多いまま辞めると、私が踏みかけた連鎖に入りやすくなります。

この表は、当時の私が欲しかった一覧でもあります。検索を繰り返すより、左の列を一つずつ右へ移す作業の方が、不安を直接減らしてくれました。

念のため書いておくと、右の列がそろっていても失敗の可能性は消えません。私自身、準備をしたうえで6ヶ月離職をしています。

それでも準備に意味があるのは、失敗をなくせるからではなく、失敗しても立て直せる状態を先に作れるからです。

準備の順番は分かっても、どこから手を付けるべきか迷って止まる人もいると思います。私のように一人で考え込みやすいタイプは、コーチに話しながら頭の中を整理する方法もあります。

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それでも不安な人へ:末路への恐怖の使い方

末路への恐怖は、消そうとするものではなく、準備の材料に変えて使うものだと私は考えています。 怖さが漠然としたままの間は、準備がまだ途中だというサインだからです。

私が実際にやった、恐怖の扱い方を3つ書きます。

末路への恐怖はそのまま準備リストに変わります

辞める前の私は、怖いと感じることをそのまま紙に書き出しました。書いてみると、恐怖は一つの大きな塊ではなく、個別の心配事の集まりでした。

  • 収入が下がって家計が回らなくなるのが怖い→生活費と貯金の数字を出す
  • 転職先が合わなかったらと考えると怖い→軸を決め、在職中に情報を集める
  • 無収入の期間ができるのが怖い→失業保険の原則と例外を調べておく

書き出した紙は、そのまま在職中のやることリストになりました。恐怖に名前を付けると、感情ではなく作業に変わります。

コツは、怖さを気持ちの問題として扱わないことでした。金額と期日に直せる不安から片づけると、リストは思ったより早く短くなります。

数字や手順に置き換わった心配事は、目に見えて怖さが減りました。数字や手順に置き換えられない漠然とした不安とは、また別に向き合う必要があるのだと思います。

戻れるかどうかを知っておくと気持ちが軽くなる

「辞めたら二度と戻れない」と思い込むと、退職は人生を賭けた一発勝負になってしまいます。一発勝負だと思い込んでいた時期は、私も冷静な比較ができていませんでした。

実際に戻れるかどうかは簡単な話ではありませんが、経験者採用のような入り直す道の有無を知るだけでも決断の重さは変わります。詳しくは公務員は辞めたら戻れないのかを書いた記事で整理しました。

私自身は、戻る前提を持たずに辞めました。それでも選択肢の地図を持っておくこと自体に、心を軽くする意味があったと思います。

「戻れないから覚悟を決めろ」という言葉は、勇ましい半面、視野を狭くします。覚悟と情報は別物で、情報は多いほど判断を助けてくれました。

一人で決め切れないときの相談先も持っておく

辞めるかどうかの悩みは、職場の人にはまず話せません。私は妻に話せたことで決断できましたが、家庭の中だけで考えると煮詰まる日もありました。

転職市場の情報が足りないなら、転職エージェントという相談先があります。公務員の経歴の扱いには会社ごとの差があるので、選び方は公務員向け転職エージェントの選び方に書きました。

相談相手が増えるほど答えが割れて、迷いが深くなる時期も私にはありました。それでも、最後の判断だけは誰にも渡さない前提なら、相談は力になります。

相談の目的は、答えをもらうことではなく、考えを言葉にして確かめることです。 話せる相手を一人増やすだけで、夜中の検索は目に見えて減っていきます。

「転職するかどうか」より手前の、そもそも辞めるべきかという段階で悩む人もいると思います。求人紹介を目的にしないキャリアコーチングなら、辞めない選択も含めて一緒に整理できます。

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公務員を辞めた末路についてのよくある質問

「末路」と一緒に検索されやすい疑問に、私の体験と調べた範囲で短く答えます。 深掘りしたい項目は、本文の該当する章に詳しく書いてあります。

Q1. 公務員を辞めた人はその後どうなりますか?

私の場合は、年収200万円ダウンと6ヶ月での離職を経て、4年後の今は在宅で働けています。全員に共通する「その後」はなく、辞める前の準備の量で大きく変わるというのが私の答えです。

少なくとも、辞めた瞬間に人生のすべてが決まるわけではありませんでした。4年の間に、状況は何度も変わっています。

Q2. 公務員を辞めて後悔しやすいのはどんな場合ですか?

私が後悔に近づいたのは、転職先を選ぶ軸が曖昧なまま動いた1社目のときでした。貯金・失業保険の知識・転職先の軸・失敗時の想定のどれかが欠けると、後悔に寄っていくと感じます。

裏を返せば、この4つの穴を在職中にふさいでおくだけで、後悔へ向かう道はかなり細くできるはずです。

Q3. 辞めたあとの収入はどうなりますか?

私は最初の転職で、年収が約200万円下がりました。上がるか下がるかは移り先しだいとしか言えませんが、下がる場合に備えた家計の設計は辞める前にできます。

私の場合は、下がった状態から4年かけて生活を作り直しました。金額の上下より、下がっても回る家計を先に作れるかどうかが本題だと思います。

Q4. 公務員を辞めると失業保険はもらえますか?

常勤の公務員は雇用保険の適用外なので、基本手当は原則もらえません。例外として、退職手当が雇用保険の給付水準に満たない場合などに「失業者の退職手当」の対象になることがあり、対象かどうかは辞める前の確認が必要です。

Q5. 辞めたあとに公務員へ戻ることはできますか?

経験者採用などの試験を受け直す道はありますが、無条件で戻れるわけではありません。戻れる可能性の有無を知っておくと、辞める決断の重さは少し変わると思います。

採用の条件は自治体ごとに違います。戻る可能性を残したい場合は、出身自治体の採用情報を確認しておくのが確実です。

Q6. 「悲惨な末路」は本当にあるのですか?

条件が重なれば現実になり得ると、入り口の手前まで行った私は考えています。ただ、その条件は辞める前に一つずつつぶせるので、避けられない運命ではありません。

怖い言葉を検索し続けるより、条件を一つずつ確認する方が、不安は早く小さくなりました。これは4年前の私に一番伝えたいことです。

まとめ:末路という言葉に人生を決めさせない

公務員を辞めた末路は、検索結果に並ぶ他人の言葉ではなく、辞める前の準備で決まるものでした。 4年分の定点観測として、要点を置いておきます。

  • 辞めて4年の私は、年収200万円ダウンと6ヶ月離職を経て、在宅の仕事で生活を立て直せた
  • 悲惨な末路は「貯金・失業保険の誤解・軸のなさ・立て直しの想定なし」の4条件で現実になる
  • 4条件は裏返せば準備リストになり、在職中から対策を始められる

私の結論は一つです。末路が怖いうちは辞めず、恐怖を準備リストに変え終えてから、辞めるかどうかを自分で決めることです

4年前の深夜、検索結果のどの記事も、私を安心させてはくれませんでした。安心は記事からではなく、家計の数字と準備の進み具合からしか生まれなかったからです。

夜中に「末路」と検索していたころの私に届くように、この記事を書きました。読み終えたあとの次の行動が、検索ではなく生活費の書き出しになっていれば何よりです。

この記事について聞きたいことや、転職の悩みの相談があれば、お問い合わせページよりお気軽にご連絡ください。

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元公務員 Webマーケター
sawada

元公務員Webマーケター
大阪府の某市役所に15年勤務後、35歳でIT企業へ転職。最初の転職で年収200万円ダウンを経験。事務職兼カスタマーサポートを経て、現在は完全在宅勤務のWebマーケターとして働いている。このブログでは、公務員から民間への転職について、年収ダウンの現実も含めた実体験を発信中。

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