Remofulの評判について、私が原文までたどれた口コミは、X(旧Twitter)の投稿3件だけでした。面談の印象が良かったという声と、大手よりサポートが手厚かったという声が1件ずつ、求人との親和性がないと断られたという声が1件です。
公式サイトの転職者インタビューは、広告主が選んで載せた声です。比較記事に並ぶ求人件数やリスキリングの話は、いまの公式サイトでは確認できませんでした。
公式が相談の対象として書いている条件は3つです。社会人歴3年以上であること、フルタイム正社員として勤務する転職先を希望していること、リモートワーク×ビジネス職の求人を探していることです。
条件によっては面談を受けられないという注記もあります。
前半に向いている人と向かない人の判定表を置き、後半では利用規約から読める4つの注意点と、公務員が使う前に確かめる4つのことを整理しました。
私はいま在宅で働いていますが、Remofulを使って転職したわけではありません。在宅勤務の実感は、サービスの説明とは章を分けて書きます。
Remofulの評判と口コミを出どころ別に読む
Remofulの口コミで原文を確認できたのは、X投稿の3件でした。面談の印象が「割と良さそう」だったという声と、大手よりサポートが手厚かったという声の良い評価が2件、求人と合わないとして断られた投稿が1件です。
公式サイトの転職者インタビュー3件は、広告主が選んで載せた声です。比較記事のいくつかが載せている「連絡がつかない」という口コミは、原文を確認できませんでした。
X投稿は件数が少なく時期も2024年に集中しているので、評判だけで決めず、公式の対象条件と規約、公務員の注意点とあわせて判断します。
X投稿で原文を確認できた3件:良い2件とお断り1件
原文までたどれたのは、比較記事に埋め込まれていたX投稿のうち3件です。X上を網羅的に調べたわけではないので、ほかにも投稿がある可能性はあります。
どれも2024年の投稿で、2025年以降の第三者の声は見つかりませんでした。
2024年2月の投稿は、面談を受けた感想で、「リモフルというリモートワーク特化の面談を受けてみたけど、割と良さそうな感じだった」とあります。続けて「求人もありそう」「本格的に活動する時は利用させてもらおう」と書かれています。
2024年7月の投稿は、Remofulに登録して実際に使ったという内容で、「大手転職エージェントよりサポートが手厚くてビビりました」と書いています。投稿者自身のブログ記事へのリンクが付いているので、紹介を兼ねた投稿の可能性も含めて読みます。
2024年5月の投稿は「with workとリモフルお断りでした」で、理由は「求人との親和性がないらしい」とされています。
良い評価が2件、お断りが1件という数は、評判の良し悪しを決めるには少なすぎます。3件は実例として読み、全体の傾向とは分けて考えるのが安全です。
公式の転職者インタビュー3件は広告主が選んだ声
公式サイトには転職者インタビューが3件載っています。在住地や職種は、いずれもインタビュー当時のものです。
広告主が選んで載せた声なので、うまく進んだ場合の姿として読みます。
1人目は大阪府在住の方で、30代半ばでキャリアを考え始め、すぐに転職するつもりがない段階でエージェント5社と面談しています。提案される求人は1件ごとに重みがあり、面接後には評価された点と懸念点をテキストで受け取れた、と話しています。
最終的に、企業5社から内定を得たそうです。
2人目は福岡からフルリモートで働く方で、フルリモートは譲れない条件だったそうです。マーケティングからカスタマーサクセスへ、未経験の職種に約2ヶ月のサポートで移っています。
この方は「条件面で他のエージェントで断られてしまった経験がある方こそ」相談してほしいと書いています。広告主が載せた言葉なので、断られた経験のある人なら誰でも受け入れられる、という意味には取らないでおきます。
3人目は、会社の方針で週5日出社になったことをきっかけに転職を考えた方です。1回目の転職活動でもRemofulの支援を受けましたが、そのときは別のエージェント経由で入社しました。
それでもRemofulの担当者から祝福されたと書かれています。
3人とも、転職先での職種はカスタマーサクセスでした(1人は入社予定)。扱う職種がそこに限られるという意味ではありませんが、公式の事例から読み取れるのはこの範囲です。
「連絡がつかない」の口コミは原文を確認できなかった
比較記事のいくつかは、2023年12月のX投稿として、面談のあと連絡がつかないという趣旨の口コミを載せています。原文を開こうとしましたが表示できず、削除されたか非公開になった可能性があります。
複数の比較記事が同じ投稿を載せているものの、原文には当たれないため、評判の材料には使いません。
第三者の口コミサイトも確かめました。みん評にはRemofulのページがなく、コエテコキャリアのページには利用者の口コミ投稿が表示されていませんでした。
利用規約の第2条3項には、利用を断る場合があり、その理由を開示する義務を負わないという定めがあります。ただ、面談のあとに連絡が来ない理由を、この条項だけで特定することはできません。
比較記事の求人数やリスキリングは公式で確認できない
比較記事には「3万件以上の求人」「経済産業省の認定を受けたリスキリング」と書いたものがあります。「相談は9時から22時、土日も対応」「アドバイザーは全員リモートワーク経験者」という記述もあります。
いまの公式サイトと利用規約を読んだかぎりでは、どれも記載が見当たりませんでした。
過去に載っていた可能性はありますが、確認できない数字や制度は判断の根拠にしないでおきます。気になる項目は、面談で担当者に直接聞くのが確実です。
ここまでの情報を出どころ別に並べると、次のようになります。
| 出どころ | 誰が選んだか | 内容の傾向 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| X投稿3件 | 投稿者本人 | 良い評価2件・お断り1件(2024年) | 少数の実例として読む |
| 公式の転職者インタビュー3件 | 広告主 | 良い話のみ | うまく進んだ場合の姿として読む |
| 比較記事の「連絡がつかない」 | 比較記事の書き手 | 原文を確認できない | 評判の材料に使わない |
| 比較記事の求人数・リスキリング | 比較記事の書き手 | 現行の公式サイトに記載なし | 面談で担当者に聞く |
評判からは、自分の経歴が対象になるか、市役所の事務経験がどう見られるか、担当者が誰になるかは分かりません。ここは公式の条件と無料の面談で確かめることになります。
(出典)X:リモフルの面談を受けた感想の投稿(2024年2月20日)
(出典)X:Remofulに登録して使った感想の投稿(2024年7月19日)
(出典)X:リモフルに断られたという投稿(2024年5月15日)
(出典)Remoful:転職者インタビュー(地方在住での働き方を維持しながら自身の強みを活かせるキャリアを築くために)
(出典)Remoful:転職者インタビュー(自分ひとりでは辿り着けなかった選択肢)
(出典)Remoful:転職者インタビュー(転職を超えて、自分の人生と向き合う)
判定表:Remofulが向いている人・向かない人
Remofulが向いているのは、社会人歴3年以上で、フルタイムの正社員として在宅勤務を前提に働きたいと考え、ビジネス職を候補に入れている在職中の公務員です。公式はこの3つを対象として明記し、経験や希望条件によっては面談を受けられないとも書いています。
条件に当たらない人には、それぞれ別の入口があります。職種が未定の人や出社でもよい人は、当サイトのエージェント比較記事から入るほうが早く進みます。
求人を眺めたい人は自分で求人を見るサービスから、転職するかどうか自体が未定の人は相談先の整理から始めるのが早道です。
7つの状況で見るRemofulの向き不向き判定表
表で自分に近い行を見つけてから、無料相談に申し込むかを決めると迷いが減ります。
| 状況 | 向き・不向き | 理由 | 次に読む |
|---|---|---|---|
| 社会人歴3年以上・在宅勤務の正社員を希望・ビジネス職を候補に入れている | 向いている | 公式の対象3条件に当たる。相談は無料で、無理な勧誘はしないと案内されている | この記事の後半(規約と公務員の注意点) |
| 市役所の事務経験しかなく、ビジネス職として見られるか不安 | 対象になるか面談で確認 | 「ビジネス職」の中身は公式に書かれていない。経験によっては面談を受けられないと注記がある | 公務員がRemofulを使う前に確かめる4つのこと |
| 職種をまだ決めていない・在宅にこだわらない | 向いていない | 対象がリモートワーク×ビジネス職に絞られている | 公務員がまず使う3つ |
| 出社や週に数日の在宅でもよい | 総合型と並べて比べる(扱いは面談で確認) | 規約上の位置づけは「リモート勤務が可能な求人案件を中心にした職業紹介サービス」。週に数日の在宅の求人の扱いは公式に書かれていない | 公務員がまず使う3つ |
| まず求人を眺めて相場観を作りたい | 無料相談より先にLINEで情報収集 | 自分で一覧から検索する仕組みではなく、面談のあとに要望に合う案件を選んで紹介する形。公式は情報収集向けにLINEの友だち追加を案内している | ジョブモアの判定表 |
| 転職するかどうか自体が決まっていない | 相談先の整理から入るほうが早い | 公式インタビューにはすぐ転職しない段階で面談した例があるが、迷いの整理そのものを扱う場かは公式に書かれていない | 相談先を目的と費用で選ぶ記事 |
| 海外の勤務地で働きたい | 向いていない | 公式が「海外勤務地での就業の方はご支援が難しい」と明記している | ― |
向いている人:ビジネス職で在宅勤務の正社員を探す人
公式トップの「転職をしたい方へ」には、相談の対象が3つ書かれています。社会人歴3年以上の方、フルタイム正社員として勤務する転職先を希望されている方、リモートワーク×ビジネス職の求人を探している方の3つです。
市役所に3年以上勤めていれば、社会人歴の条件には当てはまると読めます。公務員から民間の正社員を目指すなら、フルタイム正社員の希望もほぼ当てはまります。
残るのは、リモートワーク×ビジネス職の求人を探しているかどうかの1点です。公式は「ビジネス職」の定義や職種の一覧を示しておらず、確認できる公式インタビューの3人は、いずれもカスタマーサクセス職でした。
判定表で「向いている」に当たっても、まず無料相談で自分が対象かを確かめる段階だと考えておくほうが、期待しすぎずに済みます。
向いていない人:職種が未定で在宅にこだわらない人
Remofulの対象は、リモートワーク×ビジネス職に絞られています。職種をまだ決めていない人や在宅にこだわらない人は、総合型のエージェントも含めて比べたほうが選択肢を広く持てます。
Remofulが悪いわけではなく、絞り込みの順番の問題です。週に何日か出社する働き方でもよいなら、Remofulと総合型を並べて考えるほうが選びやすくなります。
当サイトの公務員向けエージェント比較記事では、公務員ならではの5つの軸で各社を比べ、最初に使う3つを決めています。職種が未定なら、そちらから入るのがおすすめです。
(関連記事)【結論】公務員がまず使う3つと、条件別の最初の1社
求人をまず眺めたい人・転職するか未定の人の入口
Remofulは、面談で希望を聞いたあとに、要望に合った案件を選んで紹介する形だと公式トップに書かれています。求人を一覧で眺めて相場をつかむ仕組みではありません。
情報収集だけなら、LINEの友だち追加でリモートワーク求人の情報を受け取れると公式は案内しています。自分で求人を見て相場観を作りたい人には、登録して求人を探す型のサービスのほうが合います。
(関連記事)【判定表】ジョブモアが向いている人・向いていない人
転職するかどうか自体が決まっていない人は、求人紹介より先に、誰に何を相談するかを整理するほうが向いています。私は転職サイトに登録する前に、妻に数字を見せて相談しました。
家族への説明が先に要る人も、相談先の選び方から始めると順番を間違えません。
(関連記事)公務員の転職相談先を目的と費用で選ぶ
判定表で「向いている」行に当たった方にとっては、評判を読み比べるより、自分の経歴が対象になるかを聞くほうが早く答えが出ます。
「向いている」行に当たったら、経歴が対象になるかを先に聞く
在宅勤務を前提に正社員のビジネス職を探しているなら、初回の相談で、自分の経歴が紹介の対象になるかを先に確かめられます。Remofulはリモートワーク×ビジネス職に特化した転職エージェントで、無料のキャリア相談を行い、無理な勧誘はしないと案内されています。
公式が対象としている条件は3つです。社会人歴3年以上であること、フルタイム正社員として勤務する転職先を希望していること、リモートワーク×ビジネス職の求人を探していることです。経験や希望条件によっては面談を受けられない場合があると注記されています。
申込はフォームから行い、公式は「簡単3ステップ」と案内しています。公式インタビューには、すぐに転職しない段階で面談した例も載っています。
1回目の転職活動で、私の書類選考の通過率は2割程度でした。応募の前に、自分の経歴がどこで通用するかを聞いておく一手を、当時の私は打っていませんでした。
在宅勤務の希望に合う求人を相談市役所の事務経験が対象になるか聞いてみる(無料相談)
【広告】※リモートワーク×ビジネス職専門の転職エージェントです。相談は無料です。対象となる経歴や希望条件は公式サイトでご確認ください。条件によっては面談を受けられないことがあります。私はこのサービスを利用していません。
Remofulとは:対象条件と無料の仕組みと流れ
Remofulは株式会社ガイアックスが運営する、リモート勤務が可能な求人を中心にした職業紹介サービスです。有料職業紹介事業の許可番号を公開し、会員の利用料は利用規約の第5条で無料と定めています。
対象条件は3つで、満たしていても面談に進めない場合があると公式が注記しています。申込は公式が「簡単3ステップ」とうたうフォームからで、インタビューページによると、フォームの記入後に公式LINEでアンケートに答えます。
求人件数と相談できる時間帯は公式に書かれていないので、求人件数は面談で聞き、時間帯は申込の備考欄で勤務時間外の希望を先に伝えておきます。
運営は株式会社ガイアックス:許可番号と事業の中身
運営会社は株式会社ガイアックスで、1999年3月に設立され、名古屋証券取引所のネクスト市場に上場しています。本社は東京都千代田区平河町にあり、企業理念に「人と人をつなげる」を掲げています。
利用規約の末尾には、有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-312429が載っています。規約での位置づけは「リモート勤務が可能な求人案件を中心にした職業紹介サービス」で、問い合わせ窓口は同社のRemoful事務局です。
規約の第4条では、求人を紹介し、同意を得たうえで雇用契約または業務委託契約の成立をあっせんすると定めています。正社員を希望する人は、紹介される求人の雇用形態を面談で確認しておくと安心です。
公式サイトと規約で確かめられたこと、確かめられなかったことを分けると次のとおりです。
- 確認できたこと:運営会社と許可番号、対象の3条件、利用料が無料であること、無理な勧誘をしないという案内、申込の3ステップ、LINEでの求人情報の配信、アドバイザー5名の紹介
- 確認できなかったこと:求人件数、相談できる時間帯、リスキリングの制度、アドバイザー全員がリモートワーク経験者という説明
対象条件は3つ:面談を受けられない場合もある
公式トップの「転職をしたい方へ」では、3つの条件に当てはまる人に相談を呼びかけています。その下には「ご経験(年齢、職種など)やご希望条件によっては、面談をお受け出来かねる場合がございます」という注記があります。
つまり、社会人歴3年以上を満たしていても、職種や希望条件によっては面談に進めないことがあると公式自身が書いています。X投稿で断られた理由とされた「求人との親和性がない」も、この注記の範囲に入ると読めます。
同じ注記には「海外勤務地での就業の方はご支援が難しいです」ともあります。海外の勤務地で働きたい人は、ほかのサービスから探すほうが時間を無駄にしません。
未経験の職種については、公式インタビューにマーケティングからカスタマーサクセスへ移った例があります。ただ、公式トップに未経験の職種を受け付けるかどうかの記載はないので、面談で聞くことになります。
公式トップは、リモートワークの求人をエージェントで探すべき理由として、希望条件に合うかの精査が要ること、競争率が高いこと、企業の実態が大事なことを挙げています。どれもサービス側の主張なので、自分に当てはまるかは面談で確かめます。
無料の根拠は規約第5条:会員の利用料は無料
利用規約の第5条には「会員の本サービス利用料は無料とします」と書かれています。Remofulが企業から受け取る手数料の率や金額、その手数料が紹介の判断に影響するかは、公式には書かれていません。
第8条では、広告を含むメールやメッセージ、メールマガジンが届くことがあるとも定めています。案内のメールを職場のアドレスで受けないよう、申込は私物のアドレスで行っておくと整理しやすくなります。
転職サイトとエージェントで、お金の流れがどう違うかは別の記事で表にしました。
(関連記事)料金・仕組みの違いを表で整理する
申込フォームとLINE:求人紹介までの確認事項
申込フォームで必須なのは、氏名・メールアドレス・電話番号の3つです。備考は任意で、個人情報の取扱規定・プライバシーポリシー・利用規約への同意を求められます。
インタビューページのフォームには「下記登録フォームにご記入の上、公式LINEからアンケートのご回答をお願いいたします」とあります。いまの申込手順は、申込画面で確かめてください。
申込から求人紹介までの流れと、公務員が各段階ですることを表にしました。
| 段階 | 公式の案内 | 公務員がすること |
|---|---|---|
| フォーム入力 | 氏名・メールアドレス・電話番号が必須、備考は任意 | 職場のメールや電話ではなく、私物の連絡先で申し込む |
| LINEでアンケート | 登録フォームの記入後に公式LINEで回答(インタビューページの案内) | 日程調整のSMSを私物の番号で受ける(通信料は会員負担・規約第12条) |
| 面談 | 話をしたあとに、要望に合った案件を選んで紹介 | 勤務時間外に受ける。話す範囲を先に決めておく |
| 求人紹介・選考 | 面接ごとの対策や面接後のフィードバックは、インタビューで語られた体験 | Remofulの承諾なく、Remofulを通じて知った企業へ自分で直接連絡しない(規約第9条5号) |
面談がオンラインか対面か、何時まで相談できるかは公式に記載がありません。申込の備考欄で、勤務時間外の面談を希望すると先に伝えておくとやり取りが減ります。
(出典)Remoful公式サイト:リモートワーク×ビジネス職専門の転職エージェント
(出典)Remoful:利用規約
(出典)株式会社ガイアックス:会社概要
Remofulに断られた?規約で分かる4つの注意点

「Remofulに断られた」という声は、利用規約の第2条3項と合っています。Remofulは申込者の利用を断ることがあり、その理由を開示する義務を負わないと定めています。
お断りの連絡に理由が添えられていなくても規約に沿った動きであり、個別の理由までは分かりません。
あわせて、Remofulを通じて知った企業へ承諾なく直接連絡してはいけないこと(第9条5号)を知っておきます。同意のうえで経歴や価値観が企業へ提供されること(第6条・第12条)も同様です。
契約は1年ごとに更新され、いつでも退会でき、情報は3年保存されます(第7条)。
断られても、別の経路で転職活動は続けられます。
第2条3項:利用を断ることがあり理由は開示されない
第2条3項は、申込者が一定の事由に当たる場合に利用を拒否することがあり、その理由を開示する義務を負わないと定めています。事由には、申込内容の虚偽や記載漏れ、過去の契約違反などのほか、「その他、当社が本サービスの利用を適当でないと判断した場合」が含まれます。
この最後の事由が、公式トップの「経験や希望条件によっては面談を受けられない」という注記と重なります。断られたときに理由が示されないのは規約どおりの動きで、経歴そのものを否定されたとは限りません。
「断られた」と見える状態には、面談を受けられない場合と、面談のあとに求人が紹介されない場合があります。前者には公式の注記と規約の定めがありますが、後者の理由は公式情報だけでは特定できません。
理由が示されないときは、登録時の経歴の書き方を見直し、別のエージェントでも反応を見る、という順で動きます。公務員が求人を紹介されにくい5つの理由と、登録情報の整え方は、エージェントに断られたときの記事に書いています。
(関連記事)公務員がエージェントに断られても転職はできる
第9条5号:Remofulを通さず企業へ連絡しない
第9条5号は、Remofulの承諾なく、紹介を受けた企業やRemofulを通じて知った企業へ直接連絡することを禁じています。Remofulを通さずに選考を受けたり、雇用契約を結んだりすることも同じ扱いです。
ほかのエージェントとの併用そのものは、規約で禁止されていません。公式インタビューにも、5社と面談した人や、前回は別のエージェント経由で入社した人が載っています。
ただ、Remofulの承諾なく、Remofulで知った企業へ別の経路から応募すると、この禁止事項に当たります。併用するなら、どの企業をどこから紹介されたかを自分で控えておくと、同じ企業への重複応募も防げます。
第6条・第12条:同意のうえで経歴が企業へ渡る
第6条では、会員の同意を得たうえで、会員の情報を紹介先の企業へ提供できると定めています。第12条には、提供する情報として、氏名・生年月日・住所、学歴や職務経歴・資格・スキル、経歴・価値観・ライフプラン、連絡先が並んでいます。
面談で話した価値観や今後の暮らしの計画まで、企業へ渡りうるということです。勤めている自治体と取引のある企業が紹介先に入る可能性もあるので、提供の前に、どの企業に出すのかを担当者に確認しておきます。
第13条には秘密保持の定めがあり、会員の側も、Remofulや紹介先から開示された秘密にすべき情報を外へ漏らさない義務を負います。
第7条:1年更新・いつでも退会・情報は3年保存
第7条によると、利用契約の期間は成立から1年で、どちらからも終了の申し出がなければ1年ずつ更新されます。会員は、契約期間内のいつでも解約して退会できます。
退会したあとも、会員の情報は最後に接触した日から3年間保存され、その後は自動で削除されます(第7条4項)。使わないまま放置するより、合わないと感じたら退会を申し出たほうが、届く連絡の整理もしやすくなります。
(出典)Remoful:利用規約
公務員がRemofulを使う前に確かめる4つのこと

公務員がRemofulを使う前に確かめるのは4点です。公式の対象は「リモートワーク×ビジネス職」で、市役所の事務経験がビジネス職の経験として見られるかは書かれていないので、初回の面談で最初に聞きます。
面談を勤務時間外に受けることは職務専念義務に、業務で知った住民や庁内の情報を話さないことは守秘義務に関わります。職場と切り分けるため、連絡先は私物にそろえます。
もう1つ、市役所の在宅勤務と同じ運用だと思い込まず、リモートで働く人が少数派というデータを踏まえて、求人ごとに中身を確かめます。
事務経験がビジネス職と見られるかは面談で確かめる
公式の対象は「リモートワーク×ビジネス職の求人を探している方」で、ビジネス職の定義も、公務員の経歴の扱いも書かれていません。私が読んだ範囲では、公式インタビューに公務員から転職した例はありませんでした。
私は保険年金課で窓口対応を、総務部総務課と教育委員会総務課で予算要求の資料づくりを担当してきました。ただ、こうした仕事がビジネス職の経験として見られるかは公式情報だけでは分からず、紹介する側が判断することです。
初回の面談では、「市役所の事務経験は、紹介できる求人の対象になりますか」と最初に聞くのが早いです。対象外と言われても、経歴の否定ではなく、扱う求人との相性の話として受け取れば十分です。
面談は勤務時間外に受ける:職務専念義務(35条)
在職中に転職活動をすること自体の扱いは、公務員の転職活動が禁止かを整理した記事に書いています。
(関連記事)【結論】公務員の在職中の転職活動は法律で禁止されていない
そのうえで、地方公務員法の第35条は、職員は勤務時間と職務上の注意力のすべてを職責の遂行のために用いなければならない、と定めています。転職のための面談は勤務時間中には入れず、勤務時間外か、年休を取った時間に入れます。
申込フォームで求められるのは氏名・メールアドレス・電話番号なので、連絡先は最初から私物にそろえておきます。規約第12条では日程調整のリマインドにSMSを使うことがあるとしているので、勤務中は通知を切っておくと職場で慌てずに済みます。
在職中の面談を平日の夜や土日に入れるコツは、エージェント面談の記事にまとめています。その記事では、面談は選考ではなく相談の場だという前提を示し、当日の流れを6つのステップに分けて書きました。
(関連記事)在職中の公務員が面談の日程を設定するコツ
業務で知った情報は話さない:守秘義務(34条)
地方公務員法の第34条1項は「職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。」と定めています。面談で話した内容は企業へ渡りうるので、職務上知った秘密は話さないと最初に決めておくのが安全です。
面談の内容が企業へ渡りうる根拠は、規約の第6条と第12条です。第6条は同意を得たうえで企業へ情報を提供できること、第12条は提供する情報に経歴・価値観・ライフプランが含まれることを定めています。
話してよいことと話さないことは、次のように分けておきます。
- 話してよいこと:担当した業務の種類、公開されている事業や制度、自分の役割と工夫したこと、在宅勤務を望む理由
- 話さないこと:公表前の事業や予算、住民の個人情報、内部の数字、特定の住民や職員についての話、入札や契約の公表前の情報
守秘義務は退職後も続くので、転職したあとの職場でも同じ線を引くことになります。
求人ごとに出社頻度と在宅の日の進め方を確かめる
市役所の在宅勤務と民間企業のフルリモート勤務とでは、在宅で働く日の決め方や使う道具、仕事の進め方が違うことがあります。紹介された求人ごとに、出社の頻度と在宅の日の仕事の進め方を確かめるのが確実です。
国土交通省の令和7年度テレワーク人口実態調査では、雇用されて働く人のうちテレワークをしたことがある人は25.2%でした。直近1年に実施した人は16.8%でした。
いずれも就業者40,000人へのWEB調査の結果です。
リモートで働く人は、まだ少数派です。公式トップも、リモートワークの求人は競争率が高いと書いています。
市役所の在宅勤務と民間のリモート勤務の違いは、運用の考え方やツール、評価の仕組みまで含めて別の記事で比べています。
(関連記事)公務員の在宅勤務と民間リモート勤務の構造的な違い
(出典)e-Gov法令検索:地方公務員法
(出典)国土交通省:令和7年度のテレワーク人口実態調査結果を公表します
私の体験:在宅勤務になって戻った時間と手放したもの
私はRemofulを使って転職したわけではありません。市役所に15年以上勤めて35歳で退職し、1社目のIT企業を6ヶ月で辞めたあと、2社目ではWebマーケターとして、いまは在宅で働いています。
通勤がなくなってその時間が手元に戻り、家族と過ごす時間も戻りました。一方で、在宅は自分で終業の区切りを作らないと働きすぎます。
時間の自由を得た代わりに、最初の転職で年収を200万円下げ、公務員の安定も手放しました。ここに書くのは私の事実で、特定のサービスを勧める材料ではありません。
Remofulは使っていない:在職中の登録先は4つ
市役所に在職しながら転職活動をしていたとき、私が登録していたのはビズリーチ・Green・マイナビ・リクルートエージェントの4つです。このうちエージェント型はリクルートエージェントだけでした。
登録先から届いた反応を応募先の判断に生かしきれず、市場価値を知らないまま応募していました。
書類選考の通過率は2割程度でした。10月に動き始めて翌年3月に内定が出るまで約5ヶ月かかり、得られた内定は1社だけでした。
年収は残業代込みで約550万円から約350万円に下がり、IT企業の事務職兼カスタマーサポートは6ヶ月で辞めました。Webマーケティング職を目指した2回目の転職に向けた準備は、独学で進めました。
通勤がなくなり時間が戻った代わりに手放したもの
2社目で在宅勤務になっていちばん変わったのは、通勤がなくなったことです。市役所時代は通勤に加えて年間300時間を超える残業をしていた時期もあったので、通勤がなくなっただけでも、多くの時間が戻ったと感じました。
その代わりに手放したのが、章の冒頭に書いた年収と公務員の安定です。
公務員時代の残業の振り返りから、在宅のWebマーケターになって暮らしがどう変わったかまでは、ワークライフバランスの記事に詳しく書きました。
(関連記事)在宅Webマーケに辿り着いて私のワークライフバランスはどう変わったか
在宅は終業の区切りを自分で作る:確かめたい1点
在宅勤務は、自分で終業の区切りを作らないと働きすぎます。職場という区切りがないので、気づくと夜まで仕事を引きずる日が出てきます。
この実感から、在宅の求人で私が確かめたいと思うのは、在宅で働く日の始業と終業がどう決まっているか、つまり勤務時間の管理のされ方です。求人票の「リモート可」で確認したい項目の全体は、フルリモート求人の見分け方の記事に並べています。
(関連記事)公務員がフルリモート求人を見分ける確認項目
1回目の転職のとき、在宅勤務を前提に求人を選べる場を知っていたら、応募先の選び方は違っていたかもしれません。ただ、それで1社目の結果が変わったかは分かりません。
在宅を望む理由と、終業の区切りをどう作るかを自分の言葉で言えるようにしておくことが、どのサービスを使う場合でも面談の準備になります。
Remofulの評判と公務員の利用でよくある質問
Remofulの会員の利用料は、規約第5条で無料と定められ、あとから請求される定めは規約に見当たりません。未経験の職種への転職は公式インタビューに例がありますが、対象は社会人歴3年以上なので、社会人としての経験がない人は対象外です。
地方在住については大阪府在住の例と福岡からフルリモートで働く例が公式インタビューにあり、海外の勤務地は支援が難しいと公式が書いています。
面談のあと連絡が来ないときは、担当者かRemoful事務局に状況を確かめつつ、別の経路も並行して動かします。退会はいつでもできます。
公務員を対象外とする記載はなく、事務経験の見られ方は面談で確かめます。
Remofulは無料?料金はあとから請求されない?
会員の利用料は、規約第5条で無料とされています。あとから請求されるという定めは、規約には見当たりませんでした。
規約で会員の負担として書かれているのは、日程調整のリマインドに使われるSMSの通信料です(第12条)。広告を含むメールが届くことがある点は、第8条に書かれています。
未経験の職種や地方在住でも相談できる?
「未経験」は2つに分けて考えます。社会人としての経験がない人は、社会人歴3年以上という条件に当たらないので対象外です。
未経験の職種への転職は、公式インタビューにマーケティングからカスタマーサクセスへ移った例があります。公式トップに受付の可否は書かれていないので、面談で聞きます。
地方在住については、大阪府在住の例と、福岡からフルリモートで働く例が公式インタビューに載っています。公式トップの利用者のキャリア例にも地方移住が挙がっている一方、海外の勤務地での就業は支援が難しいと明記されています。
面談のあと連絡が来ない・退会したいときはどうする?
面談のあとに連絡がない理由や、次の連絡の時期は公式に記載がありません。まず担当者かRemoful事務局に状況を確かめ、待つ間は別の経路も並行して動かすのが現実的です。
「連絡がつかない」という口コミは、原文を確認できなかったため評判の材料にはしていません。
規約第7条では、「当社の定める方法による届出」でいつでも退会できるとしています。具体的な方法は規約に書かれていないので、担当者か問い合わせ窓口のRemoful事務局に確かめます。
退会しても、情報は最後に接触した日から3年保存されたあとに自動で削除されます。
公務員でも相談できる?他社と併用してよい?
公務員を対象外とする記載は、公式にはありません。対象は社会人歴3年以上・フルタイム正社員希望・リモートワーク×ビジネス職の3条件で、市役所の事務経験がどう見られるかは面談で確かめます。
併用は規約で禁止されておらず、公式インタビューにも5社と面談した例や、前回は別のエージェント経由で入社した例があります。ただし、Remofulの承諾なく、Remofulを通じて紹介を受けた企業や知った企業に別の経路から応募するのは、第9条5号の禁止事項です。
在宅勤務を前提にビジネス職を探すと決めたなら、まず無料相談で対象かを確かめ、合わない場合は別の経路も検討する順番がおすすめです。
在宅でビジネス職を探すと決めたら、面談を受けられるかを先に確かめる
社会人歴3年以上で、在宅勤務ができる正社員のビジネス職を探す在職中の公務員なら、規約と注意点を読んだうえで無料相談から始められます。Remofulはリモートワーク×ビジネス職専門の転職エージェントとして案内されています。
公式が対象としている条件は3つです。社会人歴3年以上であること、フルタイム正社員として勤務する転職先を希望していること、リモートワーク×ビジネス職の求人を探していることです。経験や希望条件によっては面談を受けられない場合があると注記されています。
相談は無料で、無理な勧誘はしないと公式が案内しています。合わなければ、規約第7条のとおりいつでも退会できます。
在宅を望む理由を一文で言えるようにしてから申し込むと、面談の時間を、対象になるかの確認に使えます。
在宅勤務の希望に合う求人を相談面談を受けられる条件を満たすか先に確かめる(無料相談)
【広告】※リモートワーク×ビジネス職専門の転職エージェントです。相談は無料です。対象となる経歴や希望条件は公式サイトでご確認ください。条件によっては面談を受けられないことがあります。私はこのサービスを利用していません。
まとめ:口コミは少数、対象条件と規約で決める
Remofulについて原文を確認できた口コミは少数で、良い評価2件とお断り1件でした。公式インタビューは広告主が選んだ声です。
評判で決めるより、公式の対象3条件とその注記、規約から読める4つの注意点、公務員が使う前に確かめる4つのことで決めるほうが現実的です。
口コミが少ないことは悪い評判がない証拠にはならず、判断の材料がまだ少ないと受け取るのが妥当です。向いている人は無料相談で自分の経歴が対象かを聞き、向かない人は公務員向けのエージェント比較や相談先の整理から入るのが近道です。
Remofulに申し込む前に見直したい3つの要点
- 口コミ:X投稿3件(いずれも2024年)と公式インタビュー3件。第三者の声が少ないので、評判だけでは決めない
- 公式と規約:対象は社会人歴3年以上・フルタイム正社員希望・リモートワーク×ビジネス職。利用料は無料(第5条)、理由を示さずに断ることがある(第2条3項)、承諾なく、Remofulを通じて知った企業へ直接連絡しない(第9条5号)、同意のうえで経歴や価値観が企業へ提供される(第6条・第12条)、いつでも退会できる(第7条)
- 公務員の注意点:事務経験の見られ方を最初に聞く、面談は勤務時間外に受ける、職務上の秘密は話さない、求人ごとに出社頻度と在宅の日の進め方を確かめる
在宅勤務で通勤の時間が戻った一方、年収と安定を手放した私なら、申し込む前に「在宅を望む理由」を一文にしてから、自分の経歴が対象かを聞きます。
対象条件や規約は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。記事へのご感想やご質問は、お問い合わせページからお気軽にお寄せください。


