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リクルートエージェントは公務員でも使える?登録していた私の答え

書類・面接対策

「市役所勤めの私が、大手の転職エージェントに相手にされるのだろうか」。転職活動を始めた当時の私が最初に引っかかったのは、スキルの中身より先にそこでした。

先に答えを書きます。リクルートエージェントは公務員でも登録も利用もでき、料金は無料です。

私は市役所在職中の転職活動で、リクルートエージェントを含む4つの転職サービスに登録していました。

以下では、登録していた元市役所職員の立場から、公務員にとっての強みと注意点、登録する時期、つまずきやすい場面の順に整理します。評判のまとめ直しではなく、公務員の事情に引きつけた仕分けです。

読み終えたときに「自分は今、登録する段階かどうか」を判断できる状態を目指します。

この記事を書いた人

sawada|市役所に15年以上勤務後、35歳でIT企業へ転職しました。在職中の転職活動ではリクルートエージェントやビズリーチなど4つの転職サービスに登録していました。年収200万円ダウンと1社目6ヶ月退職も経験し、現在は在宅Webマーケターとして働いています。登録した側の実感と公式情報の突き合わせで、判断材料をお届けします。

詳しい経歴は運営者情報をご覧ください。記事へのご感想やサイトに関するお問い合わせはお問い合わせページから承ります(個別の税務・法律に関するご相談にはお答えできません)。

リクルートエージェントは公務員でも使えるのか

リクルートエージェントは、公務員でも問題なく登録・利用できます。料金は最初から最後まで無料です。

私自身、市役所在職中の転職活動で、リクルートエージェントを含む4つの転職サービスに登録していました。

「雇用保険に入っていない公務員でも大丈夫なのか」という心配も、結論としては不要です。無料で使えるのは、転職者ではなく採用した企業側が費用を負担する仕組みだからで、有料職業紹介という事業の建て付けまで分かれば理由も腹落ちします。

私が登録していた当時の立ち位置と、公務員特有の気がかりも順番に片づけます。

公務員でも登録できて利用料金は無料になる理由

登録の条件に「会社員であること」のような縛りはありません。民間企業への転職を考え始めた時点で、公務員も利用対象に含まれます。

「公務員はお断り」と明示する総合型のサービスを、私は見たことがありません。心配するべきは入口ではなく、登録後に紹介される求人が自分に合うかどうかです。

料金については、公式サイトに転職者からは一切料金を受け取らないと明記されています。運営の収益は、採用が決まった企業側から支払われる紹介手数料です。

だから「無料には裏があるのでは」と身構える必要はありません。有料の職業紹介そのものが、厚生労働大臣の許可を受けた事業者だけができる事業です。

許可を受けた事業者かどうかは、国の検索システムで確かめられます。気になる方は登録前に一度見ておくと安心です。

(関連記事)厚生労働省:人材サービス総合サイト

なお、収益が企業側から出ているという構造は、利用者として知っておいて損はありません。エージェントは求職者の味方であると同時に、採用が決まらなければ収益にならない事業者でもあるからです。

だから「急かされていると感じたら立ち止まる」判断は自分で持っておきます。無料であることと、言われるままに応募することは別の話です。

私が市役所在職中に登録していた4サービスの1つ

私が転職活動で登録していたのは、ビズリーチ・Green・マイナビ・リクルートエージェントの4つです。スカウトを受け取る型、自分で検索して応募する型、担当者が付く型と、性格の違う組み合わせになっていました。

その中でリクルートエージェントは、担当者が付いて求人紹介から選考支援まで伴走する「人材紹介型」にあたります。同じ「転職サービス」でも、担当者が付くかどうかで進み方はかなり違います。

正直にお断りしておくと、当時の担当者とのやりとりや紹介求人の通数など、細かい記録は手元に残っていません。だからこの記事では、「使い倒した感想」を語りません。

代わりに使う根拠は2つです。1つは、公式サイトで確認できる仕様(料金・求人数・面談・支援の流れ)です。

もう1つは私の転職活動全体で残っている実測で、書類選考の通過率2割と、10月開始から5月末退職までの時系列がそれにあたります。

この2つを突き合わせれば、「公務員がこのサービスをいつ、どう使うか」の判断材料にはなります。体験談を盛らないことが、この種の記事ではいちばん誠実だと考えているからです。

公務員が雇用保険に入っていなくても大丈夫な理由

常勤の一般職公務員は原則として雇用保険の適用対象外なので、公務員として働いている期間には被保険者証が交付されません。私も市役所在職中は持っていませんでした。

ただし、任用の形態によって扱いは変わりますし、公務員になる前に民間企業で働いていた方は、当時の被保険者証や被保険者番号を持っている場合があります。

ですが、エージェントの登録や利用に雇用保険の加入歴は関係ありません。登録フォームで問われるのは経歴や希望条件であって、保険の書類ではないからです。

面談でも「雇用保険に入っていないので使えません」と言われる筋合いはありません。制度上、公務員が対象外なのは向こうも承知の前提です。

被保険者証が話題になるのは、内定後の入社手続きの場面です。ここは公務員がつまずきやすいポイントなので、後半の章で先回りして説明します。

公務員の転職で効くリクルートエージェントの強み

公務員の転職でリクルートエージェントが効く理由を1つ選ぶなら、私は「母数」だと答えます。未経験での転職になりやすい公務員は、応募できる求人の絶対数がそのまま可能性の広さになるからです。

それに加えて、職務経歴書の添削や面接対策を無料で受けられること、面談を土日や平日夜に調整できることも、在職中に動く公務員に合う仕様です。初めての転職で民間企業に挑む立場から見ると、この3つはどれも「経験のなさ」を補う方向に働きます。

公式サイトが並べる特徴を、公務員の事情に引きつけて読み替えていきます。

求人数の多さは公務員の未経験転職で間口になる

まず基本情報を表で整理します。数字は公式サイトの表示で、時点付きの参考値です。

項目 内容
利用料金 無料(企業からの紹介手数料で運営)
公開求人 約75万件(件数は採用予定数)
非公開求人 約27万件(同上)
面談 対面や電話など。土日・平日夜も調整可と案内
求人の地域 47都道府県すべての求人検索ページあり(公式サイト)

求人や件数は日々変わるため、最新の状況は公式サイトで確認してください。

非公開求人とは、企業の事情で一般公開されていない求人のことです。登録者への紹介という形でしか出会えないため、ここは求人サイトを眺めるだけでは届かない領域になります。

公務員が求人を探すときのコツは、「公務員向け求人」を探さないことです。公務員歓迎と書かれた求人はごく少なく、探すべきは未経験可の求人の母数だからです。

母数が大きいほど、職種・地域・年収・働き方の掛け算に選択肢が残ります。事務系か、営業か、ITか。通える範囲か、引っ越すか。

掛け算の条件を変えながら比べられるのは、母数があるサービスの利点です。

もちろん、75万件がそのまま自分の応募先になるわけではありません。年齢・経験・地域で絞れば、現実に検討できる求人はぐっと少なくなります。

母数は「可能性の広さ」であって「選択肢の数」ではないと考えてください。

公式サイトには47都道府県それぞれの求人検索ページがあり、地方在住でも選択肢が細りにくい点も見逃せません。勤務先の周辺だけで探すと候補が数えるほどしかない、という地域の方には効いてきます。

ただし求人の量は都市部に集中する傾向があり、地域によっては選べる幅が狭まります。

職務経歴書の添削と面接対策を無料で受けられる

公式サイトの案内では、サービスの流れは「登録→キャリアアドバイザーとの面談→求人紹介と書類添削→応募・面接対策→内定・退職交渉」と進みます。書類と面接の支援が流れに組み込まれているのが、求人サイトとの大きな違いです。

公務員の転職では、書類選考が最初の壁になりやすいです。民間の採用担当者に伝わる言葉で経歴を書き直す作業が必要になるからです。

私の1回目の転職活動は、書類選考の通過率が2割でした。第三者の目で「この表現は伝わらない」と指摘してもらえる環境があるのとないのとでは、書類が仕上がる速度は変わってきます。

そもそも書類が通らない原因は、公務員の職務が民間の言葉に翻訳できていないことに集中します。典型的な原因は別記事で5つに整理しています。

(関連記事)原因1:公務員の職務が民間語に翻訳できていない

面接対策も同じ構図です。公務員の面接は「志望動機と人柄」を見る場面が中心ですが、民間の中途採用では「入社後に何ができるか」を具体的に問われます。

この差を知らずに臨むと、答えの焦点がずれます。

その意味で、添削や面接対策を無料で受けられる仕組みは心強い方向に働きます。ただし「任せきり」には落とし穴があるので、そこは隠さず次の章で書きます。

在職中でも職場に知られず面談まで進められる

在職中に使えるかどうかは、多くの公務員が気にする点だと思います。面談は対面や電話などで、土日や平日夜にも調整できると公式サイトで案内されており、勤務時間の外で動ける設計です。

「登録したら職場に知られないか」という不安には、人材紹介の一般的な仕組みが答えになります。エージェント型では、登録しただけで経歴が求人企業に公開されるわけではなく、企業に情報が渡るのは応募(推薦)に進んだ段階が基本です。

とはいえ、知られる可能性を完全にゼロにはできません。職場のパソコンで転職サイトを開かない、昼休みの電話は場所を選ぶなど、日々の言動には気を付けたほうが安心です。

そもそも在職中の転職活動は法律で禁止されていません。私も在職中に動きました。

ただし、国家公務員には在職中の求職活動に関する規制があり、地方公務員でも所属や職務内容によって注意すべき点は変わります。詳しい根拠と注意点は別記事にまとめています。

(関連記事)【結論】公務員の在職中の転職活動は法律で禁止されていない

なお、ビズリーチのようなスカウト型を併用する場合は、職場に見つからないための設定が別途必要です。手順は次の記事で書いています。

(関連記事)登録の直後に済ませる。身元を守る設定の順番

登録前に知っておきたい注意点と公務員の弱点

良い話だけで登録を決めるのは危ういので、注意点を先に並べます。押さえるべき注意点は3つあります。

サポート期間は原則3か月と紹介されることが多い点、②担当者の対応には差があると言われている点、③公務員経歴の「翻訳」を添削任せにできない点です。

3つ目は、書類選考の通過率が2割だった私の実感から言えることで、リクルートエージェントに限らない話でもあります。評判や口コミで指摘される内容は、体験と混ざらないよう伝聞の形で紹介します。

サポート期間は原則3か月と案内されている

解説記事や口コミで広く紹介されているのが、転職サポートの期間は登録から原則3か月程度という点です。期間の運用は変わることがあるため、正確な条件は面談時に確認するのが確実です。

後半で書く「登録の時期」は、支援に区切りがあることを前提にした考え方です。実際の運用が違っていれば結論も変わるので、面談で聞いた内容を優先してください。

3か月と聞くと短く感じるかもしれません。ですが、応募から内定までの選考は1〜2か月で動くことが多く、応募を始められる状態で登録すれば足りる長さです。

問題は、迷いの整理や自己分析をこの期間の中でやろうとした場合です。準備で1か月使えば、選考に使える残りは2か月になります。

公務員は、この準備に時間がかかりやすい立場です。異動のたびに仕事が変わる働き方だと、自分の専門を一言で言えないまま年数だけが積み上がるからです。

私も15年以上勤めたぶんの経歴を並べ直すのに、想像より時間を取られました。

では3か月で決まらなかったらどうなるのか。期間後も求人検索などは使える、状況によっては改めて相談できる、といった案内を見かけますが、これも運用が変わる可能性のある部分です。

「期限がある前提で起動のタイミングを選ぶ」ほうが、心配するより建設的だと私は考えます。具体的な考え方は次の章で書きます。

担当者には当たり外れがあると言われている

口コミでよく見かける指摘は、連絡が多い、対応に差がある、という2点です。大人数のアドバイザーが在籍する大手なので、相性の幅はあると考えておいたほうが現実的です。

合わないと感じた場合は、担当者の変更を申し出られる仕組みがあると案内されています。我慢して使い続ける必要はありません。

連絡の頻度も、希望を最初に伝えれば調整の余地があります。在職中で日中に電話へ出られない事情は、公務員なら伝えて損のない情報です。

登録したのに求人を紹介してもらえない、いわゆる「断られる」形を心配する方もいます。実際、経歴や希望条件によっては、紹介できる求人が少ないと案内されるケースもあると言われています。

その場合は条件を広げて再相談するか、自分で検索して応募する型のサービスに軸足を移すか、次の一手を決めておくと止まらずに済みます。

それでも合わなければ退会もできます。「登録したら抜けられない」と身構える必要はありません。

公務員語彙の翻訳は添削に任せきりにできない

私の1回目の転職活動では、書類選考の通過率が2割ほどでした。10月に始めて内定まで5か月かかった記録は、別記事に数字ごと書いています。

(関連記事)私の活動記録|10月開始から3月内定まで

通過率が上がらない原因として当サイトで繰り返し挙げているのが、市役所の仕事を市役所の言葉のまま書いてしまうことです。「予算要求資料の作成」や「例規に基づく事務」は、民間の採用担当者には像を結びません。

同じ仕事でも、「何件を、誰を相手に、どのくらいの期間で」に置き換えると初めて伝わります。この置き換えの素材は、本人の頭の中にしかありません。

添削は文章を磨いてくれます。ですが、実績の数字や仕事の中身という素材を出せるのは自分だけです。

経歴の翻訳の主体はあくまで自分で、エージェントはその編集者だと考えるとうまくいきます。

公務員の退職スケジュールに合わせた登録の時期

「いつ登録するか」への私の答えは、応募を始められる状態になってからです。公務員の転職は退職表明から実際に辞めるまでが長いため、先に退職までの時系列を逆算しておかないと、支援を受けられる期間を中途半端に使うことになります。

私は10月に活動を始めて翌年3月に内定を得て、5月末に退職しました。内定から退職まで約3か月かかった実感から言うと、起動が早すぎても支援期間だけが減ります。

まだ応募まで気持ちが固まっていない場合は、受け身で求人を眺める段階を挟むほうが結局早く進みます。

私の時系列は10月開始で翌年3月に内定だった

私の実際の動きを表にします。在職中に進めた、ごく普通のスケジュールです。

時期 私の動き
10月 転職サービスへの登録と情報収集。応募も開始(書類はほとんど通らず)
11月〜2月 応募を継続し、書類を作り直す。面接は年休を月1〜2回に分散して対応
翌年3月 内定。3月上旬に上司へ退職の意思表示
4月〜5月 引き継ぎと有給消化の調整
5月末 退職。6月1日に転職先へ入社(ブランクなし)

見てのとおり、内定から退職まで約3か月かかっています。公務員は引き継ぎや後任の調整に時間がかかるため、内定が出てもすぐには辞められません。

ここは民間同士の転職といちばん違うところです。「内定が出たら1か月後に入社」を前提に選考を進めると、入社日の調整で相手に迷惑をかけます。

応募の段階から、入社可能な時期に幅を持たせて伝えておくほうが安全です。

どのくらいかかるかは、自治体の慣行や担当業務、後任が決まる時期によって変わります。私の3か月はあくまで一例なので、自分の職場の過去の例を思い出しながら見積もってください。

在職中に動くと、書類作成は勤務時間の外に寄ります。面接は平日にしか受けられない企業が多かったので、年休を月1〜2回に分散して使いました。

それでも収入が途切れないまま次を決められる安心感は、その手間に見合うものでした。

だからこそ、退職希望日から逆算して活動の開始時期を決める発想が要ります。私は結果的に年度途中の5月末退職になりましたが、区切りにこだわりすぎないほうが体は楽でした。

サポート期間の3か月をどの段階で使うか決める

登録のタイミングには2つの型があります。先に登録して情報をもらいながら考える型と、書類の土台と退職の時系列を固めてから登録する型です。

どちらも間違いではありません。ただ、支援の期間に区切りがあるなら、私は後者を選びます。

面談から先の伴走を濃く使えるのは、応募できる状態で起動した場合だからです。

自分の値段がまだ分からない段階なら、市場価値の測り方を先に済ませる手もあります。診断やスカウトの反応で現在地を掴んでから起動すると、面談で伝える希望条件も具体的になります。

現在地が見えると、紹介された求人を「高望みなのか、妥当なのか」と自分の物差しで判断できるようになります。ここまで来ていれば、支援の期間を無駄なく使えます。

情報収集だけの段階なら受け身型で眺める手もある

「辞めると決めたわけではないが、外の求人は見てみたい」。その段階でエージェントの面談に進むのは、まだ早いと思います。

私も、気持ちが固まる前は登録した転職サイトで求人をただ眺めることから始めました。読み方が分からないなりに、相場観は少しずつ付いてきます。

面談はまだ早いという段階なら、プロフィールを登録するだけで企業からオファーが届くと案内されている総合求人サービスで、受け身のまま相場観を養う方法もあります。

ジョブモアに無料登録して求人を眺めてみる

※ジョブモアは、正社員の転職からアルバイト・パートまで1つで探せる総合求人サービスです。会員登録は無料で、プロフィールを登録すると企業からオファーが届くスカウト機能、希望職種や勤務地の条件に合った求人が届くマッチ機能を使えると案内されています。iOS・Android・Webに対応しています。求人や機能の内容は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。私自身はこのサービスを利用したことはありません。

眺める期間に「これなら応募したい」と思える求人が2つ3つ出てきたら、それがエージェントを起動する合図です。求人が具体的になった読者ほど、面談は短時間で本題に入れます。

自分で検索して応募する型のサービスをどう選ぶかは、型ごとの違いを含めて別記事にまとめています。

(関連記事)公務員が使う転職サイトは3つの型で選ぶ

登録から内定までの流れと公務員がつまずく場面

流れそのものは、会員登録から内定まで5つのステップで進みます。難所は手続きではありません。

公務員がつまずきやすいのは「面談前の棚卸し」「職務経歴書の土台づくり」「入社手続きの雇用保険被保険者証」の3か所です。

私が転職活動でいちばん時間を取られたのも、この書類まわりでした。逆に言えば、面談前の準備と書類の土台さえ自分で作っておけば、残りの工程は担当者の伴走で進みます。

先回りして片づけ方を知っておけば、同じ場所で足止めされずに済みます。

面談までに公務員の経歴を数字で棚卸ししておく

公式サイトの案内では、全体の流れは次の5つです。

  1. 会員登録(無料)
  2. キャリアアドバイザーとの面談(対面や電話など)
  3. 求人紹介と応募書類の添削
  4. 応募・書類選考・面接対策
  5. 内定・退職交渉・入社

5番目の段階には、年収などの条件調整や入社日のすり合わせ、退職に向けた助言も含まれると公式サイトで案内されています。ただし、今の職場との退職のやりとりを代わりにしてくれるわけではありません。

自分では言い出しにくい条件面を企業側に伝えてもらえる点が、担当者が付く型の利点です。

最初の難所は、2番目の面談です。面談では、これまでの経歴、転職を考えた理由、希望する条件や時期を聞かれるのが一般的です。

答えに正解はありませんが、準備の差はそのまま提案の差になります。

面談前に整理しておきたいのは、次の3点です。

  • 担当した業務を件数・金額・期間で書き出す(例:予算要求資料の作成、窓口での住民対応)
  • 仕事の相手が誰だったかを添える(住民・議会・他部署・業者)
  • 改善した事務があれば、前後の変化をひとことで書く

数字の入った棚卸しメモが1枚あるだけで、面談は「翻訳の相談」に変わります。ゼロから聞き出してもらう受け身の面談とは、得られる提案の精度が違ってきます。

希望条件も、優先順位を付けて持っていくと話が早く進みます。年収・勤務地・働き方・職種のうち、どれは譲れず、どれは譲れるのかを決めておく作業です。

すべてを満たす求人はまず出てきません。何を最初に手放すかを自分で決めておくと、紹介された求人を前にして迷う時間が減ります。

職務経歴書は見本を見て土台を自分で先に作る

添削サポートがあるからといって、白紙を持ち込むわけにはいきません。添削は土台があるほど効く工程だからです。

公務員の職務経歴書には書き方の型があります。項目別の見本を見ながら自分の言葉で土台を作っておくと、添削の質問にも具体的に答えられます。見本は次の記事にまとめています。

(関連記事)コピーして使える項目別の職務経歴書の見本

履歴書と職務経歴書は役割が違う書類です。履歴書は事実の一覧、職務経歴書は実績のプレゼン資料と考えると、力を入れるべき場所が見えてきます。

紙やWordでゼロから整えるのが大変なら、アプリで職務経歴書を無料作成できると案内されているサービスで、土台だけ先に作っておく手もあります。

ジョブモアのアプリで職務経歴書を無料作成してみる

※ジョブモアは、正社員の転職からアルバイト・パートまで1つで探せる総合求人サービスです。会員登録は無料で、アプリで履歴書・職務経歴書を無料作成し、そのまま応募できると案内されています。iOS・Android・Webに対応しています。求人や機能の内容は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。私自身はこのサービスを利用したことはありません。

入社手続きで聞かれる雇用保険被保険者証の話

内定後の入社手続きで、転職先から「雇用保険被保険者証を出してください」と言われる場面があります。ここで戸惑う公務員は多いはずです。

前述のとおり、常勤の一般職公務員は雇用保険の適用対象外なので、公務員時代の被保険者証は存在しないのが普通です。手元にないこと自体は何の問題もありません(民間企業に勤めた経験がある方は、当時のものが残っていれば提出できます)。

転職先には「前職は常勤の地方公務員で、被保険者証は手元にない」と伝えます。ただし「公務員だから絶対にない」と断定するのは避けてください。

公務員になる前に民間企業で働いた経験があれば、当時の被保険者番号が残っている可能性があるからです。心当たりがあれば、その経歴も一緒に伝えます。

そのうえで、雇用保険の資格取得手続きは転職先の事業主が行うため、人事や労務の担当者が進めてくれます。

伝え方の文例や経歴別の対処は、次の記事で詳しく書いています。入社書類で不安になったら開いてみてください。

(関連記事)転職先の会社への伝え方と文例

リクルートエージェントが向く公務員と向かない公務員

向き不向きの結論を先に言います。向いているのは、辞める気持ちが固まり、応募段階まで来ている人です。

求人の母数と、書類・面接の伴走が欲しい公務員には合います。

反対に、「辞めるかどうか」を今も迷っている人や、自分のペースだけで淡々と進めたい人には、最初の一歩としては向いていない可能性があります。合わないという判定は「使えない」ではなく「順番が違う」という意味で、迷いの整理や求人を眺める段階を先に踏めば戻ってこられます。

チェックリストで現在地を確かめてから、次の一歩を選んでください。

向いているのは応募段階まで来ている人の特徴

次の項目に2つ以上当てはまるなら、登録して面談に進む段階だと私は考えます。

  • 退職までのおおまかな時期を決めている
  • 応募したい業界や職種の候補が2つ以上ある
  • 職務経歴書の土台を自分で作り始めている
  • 平日夜か土日に面談の時間を確保できる

1つも当てはまらない場合は、登録が無駄というより、面談で話す材料がまだ揃っていない状態です。先に前の章の棚卸しから始めるほうが、結果的に近道になります。

なお、年齢で登録できなくなるサービスではありません。20代でも40代以降でも利用でき、紹介される求人の性格が変わるだけです。

判断の分かれ目は年齢ではなく、応募できる状態まで来ているかどうかだと私は考えます。

また、心身の調子を崩している時期であれば、転職活動そのものを急ぐ必要はありません。回復を優先し、動けるようになってから登録するほうが安全です。

現在地別の判定を表にまとめると、こうなります。

現在地 判定 次の一歩
応募段階まで来ている 向いている 登録して面談へ進む
辞めるか迷っている まだ早い 相談先の整理が先
自分のペースで見たい サイト型が先 求人を眺めて相場観を作る
他社とも比べたい ハブ記事へ 5選記事で順番を決める

応募段階まで来ている方は、リクルートエージェントの公式サイトから登録できます。登録後の動き方は、この記事の棚卸しと書類の章をそのまま使ってください。

迷いの整理が先なら別の入り口から始めていい

「辞めたい気持ちはあるが、決め切れていない」。その状態でエージェントに登録しても、面談で希望を言葉にできず、紹介求人にも心が動かないままサポート期間だけが過ぎがちです。

私自身、動き出す前に半年近く何もできない時期がありました。求人情報を集めても決断は近づかず、足りなかったのは情報ではなく考えの整理だったと今は分かります。

迷いが残っている方は、相談先の整理から始めるほうが結局早いです。順番は次の記事で書いています。

(関連記事)公務員の転職は「情報収集」より先に「迷いの整理」から始まる

複数登録するなら使う順番まで先に決めておく

転職エージェントは複数登録して併用する人が多いと言われています。私も型の違う4サービスに登録していたので、1社に絞る必要はありません。

ただし、同時にたくさん起動すると連絡の管理だけで疲れます。応募先の重複にも気を配る必要が出てきます。

併用するなら「どれを主に使い、どれを補助にするか」の順番を先に決めておくのがおすすめです。

私が勧める分け方は、担当者が付く型を1つか2つに絞り、残りは自分で検索する型やスカウト型にする組み合わせです。伴走してもらう相手が増えるほど、面談と連絡の負担が積み上がるからです。

なお、公務員からの転職に特化したサービスも存在します。総合型で母数を確保しつつ、特化型で公務員経歴の翻訳に慣れた相手を1つ持つ、という組み合わせも選択肢になります。

在職中なら、平日に対応できる時間はせいぜい夜の1〜2時間でしょう。その枠に収まる数だけ起動するのが現実的です。

dodaやマイナビとの比較、公務員向けに絞った5社の使う順番は、次の記事で一覧にしています。他社と見比べてから決めたい方はこちらをどうぞ。

(関連記事)公務員の転職におすすめのエージェント5選【2026年版】

まとめ:公務員がリクルートエージェントを使う手順

使えるかどうかで言えば、答えは冒頭に書いたとおり「公務員でも使える・無料」です。本題はむしろ使い方でした。

①退職までの時系列を逆算し、②経歴の棚卸しと書類の土台を作り、③登録して面談に進み、④併用するなら順番を決める。この順で動けば、支援を受けられる期間を無駄なく使えます。

期間の条件は面談で必ず確認してください。

登録の間口は広く、起動は応募できる状態になってからにする。これが登録していた私の答えです。書類通過率2割だった経験から、経歴の翻訳の主体は自分だと今も痛感しています。

進め方で判断に迷う点があれば、お問い合わせページからお気軽にご相談ください。

何から始めればいいか分からない方へ

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運営者情報
元公務員 Webマーケター
sawada

元公務員Webマーケター
大阪府の某市役所に15年以上勤務後、35歳でIT企業へ転職。最初の転職で年収200万円ダウンを経験。事務職兼カスタマーサポートを経て、現在は完全在宅勤務のWebマーケターとして働いている。このブログでは、公務員から民間への転職について、年収ダウンの現実も含めた実体験を発信中。

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