公務員も転職フェアに行くべき?服装・質問・当日の回り方を解説

転職準備・進め方

私は市役所から初めて転職するとき、民間企業の職種や社風をほとんど知らないまま、転職サービスの求人票を読み始めました。行政の仕事しか経験していないと、会社名や職種名だけでは、自分が何を質問すればよいかさえ分からないことがあります。

転職フェアは、複数企業の担当者と一日に話し、求人票だけでは分からない仕事内容や働き方を確かめられる場です。公務員も参加できますが、行くだけで転職が進むわけではないため、知りたいことと次の行動を決めてから使いましょう。

服装、持ち物、企業への質問、会場の回り方、在職中に職場へ知られないための注意点まで、元市役所職員の視点で整理します。転職時期が決まっていなくても、情報収集として参加する判断ができるようになります。

この記事を書いた人

さわだ

市役所に15年以上勤務後、35歳で退職。民間企業への転職を2回経験し、現在はフルリモートのWebマーケターとして働いています。

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公務員も転職フェアへ参加できます

結論から言えば、在職中の公務員でも、民間企業向けの転職フェアへ参加できます。多くのイベントは転職を考える社会人を対象にしており、参加した時点で応募や退職が決まるわけではありません。

ただし、参加対象、事前登録、入場時間、企業との面談方法は主催者ごとに異なります。公式ページで対象者と利用規約を読み、情報収集の目的を一つ決めて参加することが最初の準備です。

中途向けかを確認し、応募を急がず職種研究から始めても構いません。

参加しただけで応募扱いにはなりません

転職フェアは、複数の企業が会場やオンライン上に集まり、来場者へ仕事や会社を説明するイベントです。ブースで説明を聞いただけなら、通常は採用選考へ応募したことにはなりません。

一方、その場で応募意思を伝え、後日の面接予約や応募フォームの入力へ進む企画もあります。説明、面談、応募のどこまで進むイベントなのかを、申込ページと当日の案内で確認してください。

dodaの転職イベント公式ページにも、転職フェアのほか、自己分析、書類作成、面接対策など複数テーマのイベントが掲載されています。名称だけで判断せず、自分が企業情報を得たいのか、転職準備を学びたいのかを分けましょう。

転職時期が未定でも情報収集に使えます

退職日や応募時期が決まっていなくても、参加条件を満たすイベントなら情報収集に使えます。企業へ聞かれたときは、無理に「すぐ転職する」と答えず、現時点の予定を正直に伝えて構いません。

たとえば「半年以内を目安に職種研究をしている」「条件が合えば応募を検討したい」と答えれば、目的が伝わります。時期が未定だからこそ、業界ごとの仕事内容、必要経験、働き方の違いを比較する価値があります。

転職時期を聞かれても、退職日をその場で約束する必要はありません。公務員は引継ぎや退職手続きにも時間がかかるため、「選考へ進む場合は所属先の規定を確認して調整する」と伝えれば、決めていない日付を答えずに済みます。

情報収集段階では、応募先を一社に絞るより、同じ職種を複数企業で比較してください。最初の目的は転職の決断ではなく、自分が知らない選択肢と確認項目を増やすことです。

新卒向けと中途向けを取り違えない

合同企業説明会には、新卒学生向け、第二新卒向け、中途採用向け、特定職種向けなどがあります。公務員から民間への転職なら、原則として中途採用向けを選びます。

年齢や経験職種の条件が設定されているイベントもあるため、対象欄を確認してください。doda転職フェアのQ&Aでは、第二新卒から管理職まで幅広い年齢・職種の来場者がいると案内されていますが、個々の開催回の対象は別に確認する必要があります。

転職フェアへ参加するメリットと注意点

転職フェアの主なメリットは、複数企業を同じ日に比べ、担当者へ直接質問し、知らなかった業界や職種を見つけられることです。一方、短時間の説明だけで社風や待遇を決めつけることはできず、参加企業が希望地域や職種と合わない場合もあります。

フェアは内定を得る場ではなく、応募候補を絞る一次調査の場と考え、得た情報を求人票や公式採用ページで再確認しましょう。移動時間や混雑も含め、参加コストに見合う企業数があるかを先に判断します。

一日で複数企業を比較できます

通常の転職活動では、企業ごとに求人を探し、説明会や面接の日程を調整します。転職フェアなら、同じ会場で複数社の説明を聞けるため、業界研究の初期段階で比較しやすくなります。

比較するときは、知名度だけで回る企業を決めないでください。仕事内容、勤務地、未経験者への研修、募集背景など、同じ項目を3社以上へ質問すると違いが見えます。

企業数が多いほど成果が出るわけではありません。説明を聞いた社数、質問できた社数、応募候補に残った社数を分けて記録すると、会場を急いで回ることだけが目的になるのを防げます。

交通費や休日の時間も参加コストです。参加企業一覧に希望条件と合う企業が一社もなければ、その日は求人検索や書類作成へ使う判断も合理的です。

求人票にない具体的な話を聞けます

求人票には、代表的な仕事内容や条件は書かれていても、一日の流れ、チーム人数、入社直後の担当範囲までは載っていないことがあります。担当者へ直接聞けば、応募前の疑問を減らせます。

ただし、ブース担当者がすべての部署事情を知っているとは限りません。回答が曖昧なら無理に結論を求めず、面接や後日の問い合わせで確認する項目として残します。

会場で聞いた説明は、担当者名と日付を添えてメモします。後の面接で条件が異なった場合も、「フェアで聞いた」と対立するのではなく、現在の募集要項ではどう運用するかを確認してください。

口頭説明より、最終的には求人票、雇用条件、会社から交付される書面を確認します。フェアは質問の入口として使い、重要条件を一度の会話だけで確定しないようにします。

知らなかった職種を発見できます

公務員時代の職種名と、民間企業の職種名は一致しないことがあります。住民説明、事業者対応、庁内調整、予算管理などの経験が、営業支援、カスタマーサポート、業務改善、進行管理と接点を持つ場合もあります。

私は最初の転職で、IT企業の社内IT管理とカスタマーサポートを約6か月経験しました。市役所の肩書だけで応募先を絞らず、実際の業務内容から接点を探すことが重要です。

その場の印象だけで応募を決めない

話しやすい担当者がいたとしても、その人が配属先の上司になるとは限りません。会場の説明が魅力的でも、募集要項、雇用条件、転勤、試用期間を確認せずに応募判断をするのは早すぎます。

フェアで分かりやすいこと 後から確認すべきこと
会社や仕事の概要 労働条件通知書の具体的条件
採用担当者の説明姿勢 配属部署の上司・チームとの相性
募集中の職種 選考ごとの必須条件と評価基準
会場で示された働き方 実際の出社頻度・残業・転勤

好印象は応募候補へ残す理由にはなりますが、入社を決める根拠にはなりません。自宅へ戻ってから公式情報と照合しましょう。

自分に合う転職フェアの選び方

自分に合う転職フェアは、参加企業数の多さではなく、希望地域、関心のある職種、開催形式、参加目的が合うかで選びます。地方勤務を重視するなら地域企業型、仕事内容を広く知りたいなら総合型、経験を生かしたいなら職種特化型が候補です。

参加企業一覧を先に確認し、話を聞きたい企業が3社以上ある開催回を選ぶと、移動時間や休日を使う価値を判断しやすくなります。会場型とオンライン型は、比較のしやすさと参加環境で使い分けてください。

総合型と職種特化型を目的で分ける

総合型は、さまざまな業界や職種の企業が参加するため、まだ方向性を決めていない人に向きます。職種特化型は、IT、営業、技術職など対象が絞られ、同じ領域の企業を深く比較できます。

未経験職種を考えているなら、参加条件に実務経験が必要かを確認してください。経験者向けイベントへ参加しても、対象外の求人ばかりでは比較材料が得られません。

職種特化型へ行く前に、その職種の代表的な仕事内容と必要スキルを二つか三つ調べます。用語が全く分からないままでは説明を聞くだけで終わるため、分からない言葉を質問できる程度の予習が役立ちます。

総合型では、関心のない業界を一社だけ回る方法もあります。比較対象ができると、なぜ第一候補に魅力を感じるのか、職種名ではなく仕事内容で説明しやすくなります。

地域型は勤務地と転勤範囲を確認する

自治体や地域団体が関わるフェアは、地元企業を一度に知る機会になります。地元勤務を希望する公務員には有力ですが、本社所在地と実際の配属地が同じとは限りません。

勤務地固定か、将来の転勤があるか、車通勤が必要か、在宅勤務が可能かを質問します。地域密着という言葉だけで判断せず、生活圏との適合を具体的に確認してください。

会場型とオンライン型を使い分ける

会場型は、複数ブースの雰囲気や担当者の説明を直接比較しやすい形式です。移動と待ち時間がある一方、予定外の企業を知るきっかけも生まれます。

オンライン型は、自宅から参加しやすく、遠方企業の説明も聞けます。ただし、通信環境、マイク、カメラ、表示名、背景の準備が必要で、家族の声や個人情報が映り込まないよう注意します。

選ぶ軸 会場型が向く場合 オンライン型が向く場合
比較方法 予定外の企業も含めて回りたい 予約した企業を集中して聞きたい
移動 開催地へ無理なく行ける 遠方・育児などで移動が難しい
会話 対面で雰囲気を確かめたい チャットや予約面談を使いたい
環境 周囲の参加者がいても問題ない 静かな個室と安定回線を用意できる

参加企業一覧を先に絞り込む

会場で企業一覧を初めて見ると、知名度の高いブースだけで時間を使いがちです。前日までに、第一候補3社、時間があれば聞く3社、未知の業界1社を決めます。

第一候補が混雑しているときは、待ち続けず別ブースへ移ります。時間帯ごとの説明や予約枠がある場合は、先に埋まりやすい企業から予定へ入れてください。

企業一覧をメモへ移し、希望職種、勤務地、未経験可否、聞きたい質問を一行ずつ書きます。当日はその一覧を見れば、パンフレットを読み直す時間を減らせます。

参加企業が直前に変更される場合もあります。前日と出発前の二回、公式ページのお知らせと開催時間を確認すると、目的の企業が欠席したまま会場へ向かう失敗を防げます。

前日までに済ませたい転職フェアの準備

前日までに済ませる準備は、事前登録、参加企業の確認、30秒の自己紹介、質問リスト、当日の経路と時間配分です。履歴書や職務経歴書が必須かは開催回で異なるため、案内に従います。

準備を完璧にする必要はありませんが、自分の経歴を短く説明し、各社で同じ項目を聞ける状態にすると、参加後に企業を比較できます。登録情報の公開範囲と当日の連絡方法も確認し、現職の情報を必要以上に出さないようにします。

受付票も私用端末へ保存してください。

事前登録と公開範囲を確認する

氏名、連絡先、職歴などを事前登録するイベントがあります。入力前に個人情報の利用目的、参加企業へ共有される項目、スカウトや案内メールの設定を読みます。

登録後に届く受付メールは、当日提示できるよう私用端末へ保存します。電波が弱い会場に備え、QRコードや参加票を画面保存してよいかも案内で確認してください。

連絡先の入力ミスがあると、予約変更や企業からの連絡を受け取れません。入力後に氏名、メール、電話番号、開催日、会場を読み直し、不要な広告配信は設定画面で選びます。

現在の勤務先名を入力する場合は、参加企業にどの範囲まで表示されるかを確認してください。表示名を設定できるオンラインイベントでは、公用メールアドレスや庁内で使う名前表記を流用しません。

30秒の自己紹介を用意する

自己紹介は、所属先の詳細を長く話すより、経験年数、担当分野、関心職種、今日知りたいことを30秒程度でまとめます。自治体名を出したくなければ「地方自治体で住民対応と庁内調整を経験した」と表現できます。

例は次のとおりです。

地方自治体で住民対応と複数部署の調整を担当しています。民間企業の業務改善やカスタマーサポートに関心があり、未経験者が入社後に担当する業務と研修について伺いたく参加しました。

暗記して一語ずつ読む必要はありません。最初の一文と質問目的だけ決めれば、担当者の説明に合わせて会話できます。

行政経験を民間向けの言葉に直す

「起案」「決裁」「照会」「庶務」などは、行政組織では通じても、民間企業の担当者に役割が伝わりにくい場合があります。文書作成、承認手続き、関係者への確認、部署運営の支援など、仕事の目的を補足します。

業務を次の4点でメモにしてください。

  • 誰に対する仕事か
  • 月や年にどの程度の件数か
  • 自分が判断・調整した範囲はどこか
  • 手順や結果をどう改善したか

数字は仕事を大きく見せるためではありません。相手が担当規模を理解し、募集職種との接点を探すために使います。

企業ごとに質問を3つ決める

すべての企業へ同じ質問を一つ、企業固有の質問を二つ用意します。同じ質問は比較に使え、固有の質問は企業研究をしてきたことを示せます。

求人ページを読めば分かる内容だけでは、短い面談時間を生かせません。募集背景、入社後の担当業務、研修、評価される経験など、応募判断に必要な質問を優先します。

質問は一文を短くし、最初に聞きたい理由を添えます。「未経験から応募を検討しているため、入社後3か月の研修内容を教えてください」と聞けば、担当者も前提を理解できます。

聞きにくい待遇だけを避ける必要はありませんが、最初から休暇や残業だけを連続で聞くと仕事内容の理解が進みません。仕事、期待、育成、条件の順で質問し、時間が足りなければ後日確認します。

転職フェアの服装と持ち物の判断基準

服装は主催者の指定を最優先し、「服装自由」で迷うなら、清潔感のあるスーツか落ち着いたオフィスカジュアルが無難です。公務員だから特別な服装が必要なわけではありません。

持ち物は、スマートフォン、筆記具、メモ、参加票、会場案内、必要と案内された応募書類を基本にします。移動しやすさと企業担当者へ会う場の清潔感を両立することが判断基準です。

名札や職員証、公用名刺は見せず、個人の転職活動と勤務を明確に分けてください。

服装自由でも清潔感を優先する

服装自由は、何を着ても評価に影響しないという保証ではありません。迷うなら、しわや汚れのないジャケット、シャツ、落ち着いた色のパンツやスカート、歩きやすく手入れした靴を選びます。

マイナビ転職の公式解説でも、転職フェアは一日に複数企業の情報を得て担当者へ質問できる機会として、服装や持ち物の準備が案内されています。開催案内に指定がある場合は、一般論よりその指定を優先してください。

市役所の名札や職員証は持ち込まない

勤務後に参加する場合も、名札、職員証、公用の名刺、庁名入りの封筒やバッグを見える状態にしないでください。職員証は業務上必要なら紛失しない場所に保管し、会場では取り出しません。

民間向け転職で公用名刺を配るのは避けます。個人の名刺が必須と案内されていなければ、氏名と連絡先はイベント所定の方法で伝えます。

仕事帰りに参加する場合は、庁舎内で上着を着替えたり資料を広げたりせず、勤務終了後に私的な場所で準備します。紙袋や封筒に所属先が印刷されていないかも確認してください。

雨天時は折り畳み傘と資料用の防水袋があると便利です。企業から受け取る紙を折らずに持ち帰れるよう、バッグ内にA4の空きスペースを作ります。

履歴書は開催案内に合わせる

履歴書不要のイベントへ、必ず何部も持参する必要はありません。一方、書類相談や当日面談があるなら、指定形式と部数を確認します。

持参する書類には、個人番号、家族の情報、現職で公開できない内容を記載しません。配布先が分からなくならないよう、渡した企業名と書類の種類をメモします。

荷物は両手を空けられる量にする

会場では資料を受け取り、スマートフォンで予約を確認し、メモを取ります。大きな荷物を抱えると移動しにくいため、A4資料が入るバッグ一つにまとめます。

基本の持ち物は次のとおりです。

  1. 充電したスマートフォンとモバイルバッテリー
  2. 筆記具と小さなメモ帳
  3. 参加票・予約画面・会場マップ
  4. 指定された履歴書・職務経歴書
  5. 飲み物、予備マスク、必要な常備薬

資料をすべて持ち帰ると比較しにくいため、興味度をメモし、不要なパンフレットは主催者の案内に従って扱います。

当日の回り方と企業への質問例

当日は、第一候補を早い時間に回り、各社で同じ比較項目を聞き、面談直後に評価を記録します。人気ブースの待ち時間だけで一日を使わず、第二候補や未知の業界も組み合わせてください。

質問は待遇だけに偏らず、仕事内容、入社後の期待、研修、評価、働き方を含めます。一社ごとに「応募する・保留・対象外」と次の行動を決めると、フェアが参加しただけで終わりません。

帰宅後48時間以内に求人を読み直し、応募か追加確認まで進めます。

開場直後に第一候補を回る

開場後は受付や人気企業が混みやすくなります。予約できる企業は事前予約し、予約できない第一候補は早めに訪れます。

ただし、最初から長時間待つ必要はありません。待ち時間、次の説明開始時刻、終了時刻を見て、空いている第二候補へ先に移る判断も必要です。

公務員経験との接点を質問する

「公務員でも採用されますか」とだけ聞くと、一般的な回答になりがちです。自分の経験を一つ示し、募集職種のどの仕事と接点があるかを質問します。

質問例は次のとおりです。

  • 住民や事業者への説明経験は、顧客対応のどの場面で生かせますか
  • 複数部署との調整経験に近い業務はありますか
  • 未経験入社の場合、最初の3か月は何を担当しますか
  • 活躍している中途入社者にはどのような共通点がありますか
  • 配属後の研修と独り立ちの目安を教えてください

答えを聞いたら、自分の経験がその仕事で再現できるかを考えます。都合のよい部分だけを結び付けず、足りない知識や経験もメモしてください。

企業から経歴を詳しく聞かれても、住民の個人情報、未公表事業、庁内だけの資料内容を話してはいけません。公開情報と自分の役割の範囲で説明し、守秘が必要な内容は一般化します。

「調整力があります」と抽象的に答える代わりに、関係部署数、期限、自分が整理した論点を説明します。具体性と守秘義務を両立し、面接でも同じ説明ができる事実だけを使います。

働き方は具体的な運用を聞く

「在宅勤務あり」「残業少なめ」だけでは実態を判断できません。在宅勤務の対象職種、入社直後の出社、月の平均出社日数、繁忙期、転勤の範囲を確認します。

年収は会場で個別条件が確定するとは限りません。求人票の想定範囲、経験による決まり方、賞与や固定残業代の扱いを確認し、正式な選考時に書面で再確認します。

完全在宅という説明でも、研修期間や試用期間は出社する会社があります。居住地から通えるか、交通費の上限、機器の貸与、通信費の負担まで聞くと、働き始めた後の生活を想像できます。

平均残業時間を聞くときは、部署差と繁忙期も確認します。全社平均が短くても、応募部署の繁忙期や障害対応が別なら、希望する働き方とのずれが残ります。

面談直後に3段階で記録する

複数社と話すと、帰宅後に説明が混ざります。ブースを離れた直後に、応募したい、追加確認、対象外の3段階で記録します。

記録項目 書く内容
仕事内容 入社直後の担当、顧客、チーム
接点 公務員経験で生かせそうなこと
不足 学習・実務経験が必要なこと
条件 勤務地、年収、出社、転勤
次の行動 応募、説明会、求人保存、見送り

評価の理由を一言書けば、翌日に冷静に見直せます。担当者の印象だけで点数を付けず、仕事内容と生活条件も含めてください。

帰宅後48時間以内に次の行動を決める

興味のある企業は、公式採用ページと求人票を読み直します。会場説明と記載内容に違いがあれば、応募前の確認事項に加えます。

翌日にお礼メールが必要かは、イベントの案内と会話内容で判断します。個別面談の時間を取り、連絡先を受け取った場合は、会社名と担当者名を間違えず、聞けた内容と今後の意向を簡潔に伝えます。

応募しない企業へ形式的な長文を送る必要はありません。主催者のシステムに興味登録やアンケートがあるなら、その機能を使い、個人情報を別経路へ重複送信しないようにします。

応募するなら必要書類と期限を確認し、保留なら追加説明会や問い合わせの予定を決めます。対象外の企業も、見送る理由を残すと自分の希望条件が明確になります。

求人検索を続ける場合は、公務員向け転職サイトの選び方で検索型・エージェント型・スカウト型の違いも確認してください。フェアで見つけた職種名を検索語に加えると、似た求人を探せます。

在職中に職場へ知られないための対策

在職中の参加を職場へ知らせたくないなら、私用端末と私用メールを使い、公用の名札・名刺・端末を持ち込まず、SNSや写真への映り込みを確認します。転職フェアへの参加自体を必要以上に恐れる必要はありませんが、同僚や取引先に偶然会う可能性をゼロにはできません。

勤務時間と職場資産を使わず、公開範囲を自分で管理することが基本です。休暇手続きと移動も私的活動として行い、登録企業への公開情報を事前に確認します。

偶然会った場合の説明も決めておきましょう。

公用端末とメールを使わない

事前登録、QRコード表示、企業との連絡には私物端末を使います。庁内ネットワーク、公用メール、共有プリンターで応募書類を作成・印刷しないでください。

通知がロック画面へ表示される設定にも注意します。転職関連アプリやメールの通知内容を非表示にし、職場で画面を見られないようにします。

SNS投稿と会場写真の扱いを確認する

主催者が会場の様子を撮影し、公式サイトやSNSへ掲載する場合があります。撮影範囲、映り込みへの対応、撮影不可の意思表示方法を受付で確認してください。

自分でも会場名、参加証、企業資料をリアルタイム投稿しないほうが安全です。背景や位置情報から勤務先の関係者に推測される可能性があります。

同僚や関係者に会ったときの対応を決める

大規模イベントでは、知人に会う可能性があります。見つかったときに慌てないよう、「情報収集で参加している」など、事実の範囲で短く答える方針を決めておきます。

相手も転職活動中かもしれないため、会場で見たことを職場で話さないよう互いに配慮します。参加者の氏名や相談内容をSNSや職場で共有してはいけません。

取引先企業が出展している場合は、現職の担当関係と採用の問い合わせを混ぜないようにします。直接話しにくいなら、その場では資料だけ確認し、後日公式採用窓口から個人として問い合わせます。

偶然会うリスクを完全になくすことより、見られて困る行動をしないことが現実的な対策です。勤務先の機密を話さず、私的な時間と連絡先で参加していれば、落ち着いて対応できます。

休暇取得と移動は私的活動として分ける

平日開催へ行くなら、所属先の手続きに従って休暇を取ります。出張や外勤の移動中に無断で立ち寄ると、転職以前に勤務上の問題になります。

在職中の活動全体については、公務員が転職活動を進める際の禁止事項も確認してください。応募先との連絡時間や面接日程を、勤務時間外へ寄せる管理が必要です。

転職フェアを次の行動へつなげる結論

公務員も転職フェアへ参加でき、複数企業の仕事内容を一日で比べる機会として使えます。参加前に対象者と企業一覧を確認し、30秒の自己紹介と共通質問を用意しましょう。

当日は第一候補から回り、面談直後に応募・保留・対象外を記録します。

参加者数や資料の量ではなく、48時間以内に次の行動を一つ決められたかが成果です。私は初回転職時に4サービスへ登録しても十分に使い切れなかったため、複数サービスを使った実体験も踏まえ、情報を集める目的と確認日を先に決めることを勧めます。

参加後は、話した企業名、質問への回答、応募判断を一枚の表へまとめてください。翌週に同じ職種の求人を検索し、会場で得た用語や条件を検索軸へ反映すれば、フェアで得た情報がその後の応募準備に残ります。

何から始めればいいか分からない方へ

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元公務員 Webマーケター
sawada

元公務員Webマーケター
大阪府の某市役所に15年以上勤務後、35歳でIT企業へ転職。最初の転職で年収200万円ダウンを経験。事務職兼カスタマーサポートを経て、現在は完全在宅勤務のWebマーケターとして働いている。このブログでは、公務員から民間への転職について、年収ダウンの現実も含めた実体験を発信中。

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